身長を伸ばす

 

これは

 

ある一定数の人にとっては

 

永遠の問題なんだろう

 

世の中には

 

身長を伸ばす

 

という怪しい方法があふれている

 

こういう場合

 

怪しい情報が多すぎて

 

医療的に正しい情報を得ることが難しい

 

髪の毛をはやす

 

目をよくする

 

アトピーを治す

 

性器を大きくする

 

なんてのと同じだね

 

オレは

 

スポーツ医学にたずさわることも多いから

 

スポーツ大好きでプロを目指していたのに

 

身長が大きくなれなかったために

 

一流のアスリートになれなかった選手を多く見てきた

 

やつらは

 

スポーツは頑張ったけど

 

体を大きくすることは頑張らなかったんだろうな

 

もしくは知識がなかったか

 

医学的に言って

 

骨端線が閉じた後には身長は伸びない

 

これは絶対に伸びない

 

骨端線とは

 

骨の端にある軟骨

 

成長期までは軟骨が骨になる事によって

 

骨が縦に伸びる

 

これが

 

女子なら15歳くらいまで

 

男子なら18歳くらいまでに軟骨がなくなって骨が固まる

 

骨が固まった後に身長を伸ばすことはできない

 

もしそれが出来ると言っている方法があるなら

 

それは嘘と断言できる

 

それでは

 

身長を伸ばすには骨端線が閉じる前に伸ばさなくてはいけない

 

身長は親から

 

特に母親の身長に大きく影響されるといわれている

 

これはしかたない

 

何をやっても身長が伸びないやつは伸びない

 

それでも

 

伸びるための努力をするとしたら

 

栄養しかありえない

 

骨端線が閉じるまでの間

 

特に

 

Peak height velocity

 

もしくは

 

Growth spart

 

といわれる時期に

 

いかに骨が伸びる栄養をとれるかが大事

 

具体的には

 

カルシウム

 

ビタミンD

 

そしてタンパク質

 

欧米ではビタミンDのサプリメントをたくさん子供に取らせるみたいだね

 

カルシウムは一日1.3~1.5㎎

 

タンパク質は一日50gくらいとっていいだろう

 

あくまで

 

それで身長が伸びるというわけではなく

 

身長を伸ばすための努力として出来る事は

 

それくらい

 

ということ

 

適切な運動をしていることも大事だろう

 

やれることをやって

 

身長が伸びるのを待つって事かもね

 

そしてもちろん

 

寝る子は育つ

 

成長ホルモンは夜に分泌される

 

十分な睡眠

 

それも大事だね

 

海外のスポーツは

 

子供にスキルや練習をさせるところだけじゃなく

 

いかにスポーツに適した体を作るか

 

というレベルまで達している

 

大きくなったからバスケやバレーをやるのではなく

 

バスケやバレーに適した体を作るための知識が確立されつつあるってことね

 

早く日本もそのレベルにならないとね