最近
オレが前に所属していた大学の医局で
教授が変わったら
医局を辞めさせてくれなくなった
って
後輩たちが嘆いてるんだよね
そもそも
医局っていうのは
雇用されているわけでもなんでもないので
辞めるのは自由だし
究極言えば
明日からもう医局には所属しません
って言っちゃえばいいだけの話なんだけど
そこは
教授の権威というか
医局を敵に回す
的な感覚から
なかなか辞められないって発想になるんだろうね
地方の医学部だと
一つの県に一大学しかないから
医局ともめて辞めた後に
同じ土地で開業したり就職したりすると
医局から妨害されたり
患者を紹介できなくなる
ここで生きていけると思うなよ!!
なんて言われるっていう話を聞くけど
東京はもはや
そういう医局の力は及ばなくなってるんだよね
それでも
権威主義な教授だと
ほぼパワハラ的に医局を辞めさせないやつもいる
辞めさせたくないから
医局員と面談せずに逃げ回ってるってやつもいるしね
どうしても辞めさせてくれないから
医学部に直接辞表を持って行ったって医者もいたしね
そういう教授たちが
どういう意識で医局員を辞めさせないか分からないんだけど
そんなの
労基にでも駆け込まれたり
弁護士でも連れてこられたら
一発でアウトだよ
まぁ
どちら側もそういう知識がうすいから
いまだに
イジメに近いようなパワハラがまかり通ってるんだろうけどねぇ~
大学病院なんてせまいから
あそこの医局に入ると辞められないらしい
なんてウワサはすぐに広がる
そんで
新入局員が減る
そうすると現役医局員がますます辞められなくなる
悪循環なんだけどね
おれも病院経営やってるから
人の問題はいつもあるけど
辞めたいっていうやつを
止める権利はないし
止められないね
労働者の権利だからね
どうにかならないものかねぇ~