手術数でわかるいい病院
って本が出てるよね
うちの病院もここ数年は
ランキングに載るようになってきたけど
ほんとに
手術数でわかるのか?
って意見は医者の中でもある
手術ってのは
チームでやるもの
っていう考え方と
術者がやるもの
っていう考え方があるんだけど
チームでやる
と考えれば
手術数が多い病院でやった方が全然いい
手術って良いことばかりじゃなくて
トラブルシューティングをいかにできるか?
って事が大事だから
多くの症例を経験している
そして同じことを毎日やっているスタッフの方が
トラブルに対処できるし
そもそものトラブルが起こらなくなる
オペ中も術前後の管理もね
術者に関して考えると
いくら病院で多くの手術がなされていても
医者がたくさんいる病院だと
1人当たりの手術件数が限られる場合があるんだよね
例えば
有名な医者がいてその医者が年間に100件とか手術をしているなら
まず問題ないんだけど
病院は有名だけど
医者は医局からの寄せ集め
って病院も多くて
そこでオペされると
最悪の場合
研修医の練習台にされることも多いんだよね
件数が多い病院は
一件当たりに対する思い入れが少なくなる
大事なオペという感覚がなくなり
いつでも来るから
どんどん練習して
って感覚にもなりがちなんだよね
だから
手術数で病院を選ぶなら
病院の名前で選ばずに
医者の名前
とくに医者の人数が多すぎない病院で
選んだ方がいいかもしれないね
ご参考までに