コスパっていうかさ


医療にも



コストベネフィット



ってのがあるんだよね



つまりコストをかけるだけの価値があるかどうか


って事



例えば



寝たきりの意識もハッキリしていない高齢者が骨折したとして



手術をするか?



90歳も超えて肺癌になっている患者に禁煙治療するか🤣



100歳の肺炎患者に人工呼吸器つけてICU管理するか



しないでしょ



なぜなら



そこにコストをかける意味がないってみんな思うから



だけど



これが若い人や子供となると



感情の方が強く入ってきてしまって



コストベネフィットの意識が急に薄らぐんだよ



家族の心情的には十分理解できるんだけど



手の施しようの無い子供の病気だってやまほどある



医学の限界だってある



それでも可能性にかけたい気持ちも分かる



生きててさえくれれば良いって気持ちも分かる



それでも



社会資源としての医療をそこまで投入するか?っていう症例もあるんだよね



俺が経験した症例だと



ある青年が白血病にかかった



ケモやって骨髄移植やって、ずーっと大学病院に入院して


白血病自体は治った



けど



治療中に脳出血を起こして


高次脳障害


片麻痺


もともとはしっかりした青年だったのに会話もままならなくなってしまった



それでも親は生きていて欲しいと思うだろうし



俺が親でも受け入れると思う



でもねぇ



って感じのモヤモヤも残るんだよな



そりゃ



現代の医療を最大限投入すれば



以前は寿命だろ


運命だろ


って言われていた事を



生き延びるくらいはさせられるかも知れない



けど



寿命や運命を受け入れて生きていくって事も



地球上で生きる動物としては



大切な気もするんだよね