古くからの友人で

すご~く仲良しで互いに信頼しあっているのに

めったに会わない友人がいます。

 

電話では頻繁に話しているけど

会ったのはこの20年で2回だけ。

10年に1回のペースです(笑)

 

友人は万葉びたりの人です。

 

万葉集を語り始めると電話の声が生き生き。

私は完全に聞き役です。

 

だって万葉集って漢字だらけじゃないですか。

 

言葉も古臭い。

だから何を言ってるかピンとこなくて

苦手だとずっと思っていたけど

 

彼女があまりにほめたたえるので

ちょっと心が動いて

犬養孝『万葉の人びと』

読み始めました。

難しかったらすぐやめよう。

 

放り出すのにためらいはない。

読みたくなければ読まない。

 

万葉集がどんな物か

チラッと覗いてみたかっただけ、です。

 

読み始めてほとんどすぐに

舒明天皇の国見の歌がありました。

 

舒明天皇と言われても全くイメージが浮かばず

男か女かすら分からない。

(調べたら男でした)

 

こんな歌です。

 

大和には群山あれどとりよろふ
天の香具山登り立ち国見をすれば
国原は煙立ち立つ
海原はかまめ立ち立つ
うまし国そ蜻蛉島大和の国は


ね、言葉が今とビミョーに違うから
なんか分かりにくいでしょ。
海原のところの「かまめ」ってカモメですよ。

コレ高校の教科書に出ていたかも。

当時はなんの興味もわかず感動もせず
山に登った風景を詠んだと思っていました。

違ったんです。
初めて知りました。

これは「国見」という儀式の歌でした。

山に登って見渡す限りの地上の風景をほめ
ほめ殺しにほめて

収穫を祈り繁栄を祈るものであったらしい。

各地に「国見」という地名があるのは
そこで統治者が「国ほめ」の儀式をする場所だったからだそうです。

ほめるって子育てに大事だとは知っていたけど

自然さえ動かす力があったんですね。

山や田んぼでさえ
ほめられるとその気になるのか。。。

若干うさんくさい気もするけど(笑)
そう考えた人々の気持ちには納得する。
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私が一番びっくりしたのは
その日の偶然。

本当に偶然なんですけど

その日の朝
ブロ友さんのブログに
「言葉が変われば人生が変わる」
という記事があって

ポジティブな言葉で運命が好転する話でした。
んなわけないだろ~と思った私(笑)

その数時間後に
万葉集で
同じ発想がなされていたと知ったんです。

その偶然に驚いて
なんか・・・運命を感じたりしました(笑)

それにしても

ほめてほめて褒め殺しにすると

自然すらその気になって
豊作をもたらしてくれるのか?

そこは半信半疑ですけど
人々がそう考えていたという事実は重い。

ほめて、ほめて、ほめること。
大切かもしれませんね。

けなされて、けなされて、けなされると

相手との距離を生むだろうし
信頼が崩れてしまって
心が離れてしまうだろうとわかる。

それは実感できるので
改めて
ほめる大切さを痛感したのでありました(笑)