孫と一緒に母の散歩にも行きました。
上目遣いに見あげて「だれ~」と母。
「○○君や。✖✖の子供や」
「あ~✖✖の子供な。○○君。もう忘れた」
あんなに可愛がっていたのにな~
あんなにおしゃべりしていたのに
頭の中から存在そのものが消えているらしい。
この子にたいする愛も消えたのだろうか?
毎週会っている私のことは忘れないから
会うってこと
時間を共にするってことが
人間関係には大切なのかも。
そして散歩を始めたとたん
遠慮があるらしくて
「あんた代わってやらな。重いのに」
私に代わらせようとしたけれど
「車椅子を押すのは重くないよ。大丈夫」
と言われたら素直に「ほうな?」
ずっと最後まで孫が押しました。
不思議なのは
「まぁ大きな家。家族が多いんかしら」
が全く出なかった事。
代わりに
「お山の木が裸や。哀れげな」を繰り返す。
どうやら相手を意識しているらしい。
しかも無口。
いつもならなんだかんだと話すのに
ほとんど黙って座っている。
「寒いわ。もう帰ろう」
歩きはじめたばかりの時に言って
「でもお日さまに当たるのもいいんだよ」
ひ孫に言われてそのまま黙る(笑)
母はちょっと戸惑ったのかも。
こうしてひ孫が来てくれて
一緒に散歩してくれるのは幸せな事。
通りがかったおばさんも
しばし立ち止まって我々を眺め
「優しいな~」
ほめてくれました。
今どきの若い子は
ひいおばあちゃんの車椅子を押したりしないのかもしれませんね。
ひ孫ってことは認識できなくても
自分に会いに来てくれたことが
母の心にぬくもりとして残ると良いな~
それが生きる力になるような気がします。
ぬくもりのある人間関係。
子供だろうと大人だろうと年寄りだろうと
いちばん大事なものですよね~
