『ほどなく、お別れです』
見てきました。
「すごく泣くらしいよ」
「じゃあ僕ハンカチ2枚持っていこうか」
心配したのに全く泣きませんでした。
理由その①
通路をへだてた向こう側で
ずーーーっとポップコーンを食べ続ける人がいて
しんみりした場面でも咀嚼音が響き続けて
ひたりきれなかったんです。
しんと静かな場面でも
泣きたくなる場面でも
ポップコーンが響き続ける。
この無神経さ。
どんな人?
終わってから真っ先に確かめましたよ。
子供でした。小学生。
この映画に子供を同行する親がいるのか~
食べるのをやめさせられない親なのか。
本当に驚きました。
泣けない理由その②
気を散らしすぎたんです。
喪主さんの気持ちや状況にあわせて
いろんな場所にお別れの場をしつらえてるけど
法外な移送の費用が発生するだろうな~
介護タクシーだってすっごく高いんですよ。
葬送車で他県まで移動するとなったら
介護タクシーどころじゃないだろうな。
でも葬儀社からの好意の申し出なら
遺族は断れないだろうな~
本気で遺族のことを考えてくれる葬儀社なんてあるのだろうか。
葬儀社って費用をどんだけ上積みしてより大きく稼げるかしか考えてないよな~
費用の心配なんかをしたもんで
泣く気になれなかったのでした。
そして理由その③
役者さんにも気を散らしました。
主役の女の子は気にならなかったけど
男性の方は「この人だれ?」と気になった。
目黒蓮でした。
これが目黒蓮だったのか~
名前と実態が初めて結びつきました。
お祖母さん役も気になった。
夏木マリでした。
そんなこんなで泣ける映画のはずなのに
まったく泣けませんでした(笑)
人生の冬ともいえる人の死を描き
葬儀を描いているにもかかわらず
冷たさはまったくなくて
映画は暖かかったです。
全編善意にあふれていました。
