見たいと思いながら見逃した『パリタクシー』
タイトルからしてアレのリメイクと分かりますよね。
金曜日からはじまった
『東京タクシー』
さっそく見てきました。
いい映画でした。
さすが山田洋二監督の作品。
かなり深刻な内容なのに
幸せな気持ちになれるんです。
驚いたのは倍賞千恵子さん。
オシャレでカッコいいんだけど
すご~くお婆さんなんですよ。
85歳という設定だし
ご本人の実年齢でもあるらしいけど
85歳だとこんな感じになるのか~
ちょっとショックを受けました。
すっごくシワシワなんですよ。
でも私も人のことは言えない。
これを見た時はショックでしたよ~(笑)
AIの客観的な目で見ると私だって
めっちゃめちゃお婆さんなんですよね~(笑)
でもね~
倍賞さんは歩き方もちょっと・・
ガニ股っぽくて年寄りくさいんです。
本当はシャキシャキ歩けるけど
年寄り役だから
そういう歩き方を演じていたのかも。
そうか、うん。
やっぱりアレは演技だろうな~
実はこの映画の観客は
圧倒的に年配というか
ハッキリ言えば年寄りだらけだったんです。
映画が終わって明るくなって
皆が帰り始めました。
と、ひとりのお婆さんが階段で尻もち。
その数秒後に
お爺さんがよろけて転びそうになってた。
そのまた数秒後に別のお婆さんがよろける。
ずっと座っていたから
急に歩きはじめるとふらつくんでしょうね。
年を感じさせない素敵な場面もあったけど
年寄りは年寄り。
それがどうした。
年寄りで何が悪い?
年寄りには年寄りの楽しみや喜びがある。
悲しみや寂しさも待ちかまえているけど
それを上回る感動や喜びがある。
年を取るのは決して不幸なことじゃない。
いずれそのうち
み~んな年寄りになるんだしね(笑)




