断捨離の話ではありません。
捨てる話です。
捨てるのは物ではなくて
執着というかな~
自分の価値観とか判断とか
もちろん自分の利害とか
その手の自分を捨てるって話です。
鎌倉時代に一遍上人という人がいて
捨聖(すてひじり)と呼ばれていたそうです。
「捨ててこそ」と言いつづけ
どこかの寺に住むこともなく
一生旅を続けて亡くなった人です。
着替えなんか持たなかっただろうし
洗濯をすることもなく
体も洗わなかったんじゃないかな。
猛烈に臭かったのではないだろうか。
当時は皆そんなものだったから
誰も気にしなかったのかもしれない。
51歳で亡くなってるんですけど
死因は過労と栄養失調だったらしい。
過労と栄養失調。。
かなり悲惨な気がして一瞬たじろいだけど
ご本人は悲惨だなどと思わず
すこしの後悔もなく
やり遂げた満足感があったのではないかな~
母の散歩の時
お遍路さんと出会うことがあります。
写真の方と出会ったのは
季節のいい時期でしたけど
この猛暑の中
強い日差しをモロ浴びながら
真っ黒に日焼けして歩いている人たちが
今週も先週もいました。
若い男性たちでした。
皆さんひとりで黙々と歩いています。
似たような時間に宿を出立するんでしょうね。
ひとり、またひとりと
前後して見かけることもあります。
この暑さの中
何を思って四国遍路をしているのか。
いろいろ屈折してるのか
真剣に人生を考えているのか
私、そういう人、好きです。
一遍上人のような人も好き。
何かがあるから
過酷な歩き遍路に挑戦してると思うんですけど
皆さん、すっごく明るいんですよ~
この方↑も
こちらの方↓も
吹っ切れた底抜けの笑顔でした。
お遍路さんたちも何かを捨てているんでしょうか。
歩くことで人生の何かを捨てる。
すご~く惹かれるんですけど
でも足が達者でないと歩き遍路は無理。
だいたい10時間かけて
1日30~40キロ歩くらしいので
残念ながら私には絶対に無理。
旅に生きて旅に死ぬって
まさに四国遍路こそ理想的なんだけどな~
憧れは憧れのままに終わるってことでしょうか。



