このところ夫婦で行動しています。
これまでずっと我々は単独行動が好きで
それぞれに自分の好きなことをしていましたが
最近はほとんど一緒に動いています。
これ、理由は老化です。
放っておくと夫は動かないから(笑)
声をかけて一緒に出掛けるようにしてるんです。
この日も夫が新聞の香川版で
「最明寺の萩が綺麗らしいよ。今度行こうか」
と言うので
「なら行こう。今から行こう」
「え~今から?」
というわけで行ってきました(笑)
駐車場にもこんなに萩の花。
私はそんなに萩を好きなわけでもないし
秋の七草としか思ってなかったけど
こうして見るとなかなか風情がありますね。
めちゃくちゃ蒸し暑かったけど
空は透明感があって秋の気配。
このお寺は701年に出来たらしい。
行基の彫った薬師如来像が安置されているんだとか。
701年っていつの頃よ~
奈良時代が710年だからその前
飛鳥時代ってことだ~
うっひゃ~
聖徳太子の時代ってことですよね?!!
その頃の生活ってどんなだったんだろ。。
ひたすら肉体労働に明け暮れていた?
食べるために働いてた?
心がどうのなんて言ってる暇なかったかも。
821年には弘法大師が千手観音を安置。
北条時頼がここを鎌倉御祈願所に定めたのが1260年。
時空をこえて壮大な時間が
この空間に詰まっている。
気の遠くなるような感覚でした。
こんなところにも弘法大師。
お大師っさんは私にとっても
子供の頃から馴染みの存在。
この方も時空を超えて存在しているわけです。
こういうのが
しみじみと心に沁みる。
これって老化と思われるかもしれないけど
若い頃からの我々夫婦の特性です。
夫婦して繁華街よりも
この手の空間に惹かれるんです。
我々夫婦、
若い頃から年寄りだったってことですかね(笑)