ややこしや、ややこしや~

 

これって狂言のセリフでしたっけ?

 

本音を隠すからややこしくなる。

 

私と母の関係がソレ。

 

ストレートに本音で話せば理解しあえるのに

 

母は一切説明をしない。

 

説明なしに察してもらおうとする。

 

本音を隠すわけです。

 

昔は本音を隠すのが美徳だったのか。

 

すでに日本人の美意識になってるのか?

 

かつて

 

母がまだ家に居て

 

夫が母と同居してくれていて

 

私がひとり東京で自分の仕事をしていた頃

 

私はほぼ毎日母に電話をしていました。

電話なんかじゃなくて

 

私に東京をたたんで帰ってきて欲しい母は

 

「電話かけてこんでええ」と言うようになり

 

そのうち「話すことない」と私の電話に出なくなり

 

私も電話をしなくなりました。

 

すると母は不満なわけです。

 

「電話もかけてこん」と言いはじめる。

 

夫ひとりが実家にいることも

 

「世間の人に笑われる」と言う。

 

世間の人のために生きてるわけじゃない。

 

世間なんか関係ないと私は思う。

 

実は母本人が不満なんだと思うけど

 

「世間」を隠れ蓑にする。

 

と言う具合に本心を隠して

 

本音を言わないからややこしいんです。

大正生まれにしては

 

泳ぐのが得意だった母。

 

女性は水着姿になんかならない時代。

 

母も若い頃は

 

本音で生きていたって事だろうな~

 

 

ここまで何回かに分けて書いてきました。

 

すべて先日の車椅子散歩で思ったことです。

 

いろいろありましたが

 

今は母を好きでも嫌いでもありません。

 

そんな感情は消えてしまった。

 

好き嫌いをこえた愛情は確かにあります。

 

関係が成熟したってことでしょうか(笑)