とつぜん変なことを言い出します。

 

愛って何なのか?

 

よく分からないなりに

 

今までずっと

 

愛は好きの最上級だと思っていました。

 

ふいに違う気がしたんです。

 

愛は好き嫌いとは関係ないんじゃないか。

 

感情的なからみとはまったく別の指標ではないのか。

 

そんな気がしてきたんです。

 

愛って「受け入れること」

 

あるいは「許容すること」

 

だからなんの感情もない初対面の人を愛することもできる。

 

嫌いな人を愛することもできる。

 

ちょっとだけ世界がひろがった気がします。

 

近所のお友達が牡丹が咲いたというので見に行きました。

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花を育てるのが上手な人です。

 

旅行も大好きな人で

 

鳥取の大根島で苗を買ってきたんだそうです。

 

「鳥取の湖の中にある島なんや」

 

鳥取に湖?

 

「湖があるんは島根やろ」

 

「ほうな?島根やったんかな」

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「おばけロードもあったよ」

 

「それやったら鳥取や。水木しげるやろ」

 

「そうや、水木しげるや。ほなやっぱり大根島は鳥取やわ。そこで買うたんや」

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あとで検索したら

 

大根島は宍道湖の島。

 

つまり島根県でした。

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牡丹だけではないんです。

 

彼女の庭にはリラの花も咲いていました。

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日本風に言えばライラックだけど

 

リラはフランスの花なので

 

やっぱりリラと呼びたい。

 

盛りを過ぎたので香りは弱まってるけど

 

リラらしい芳香を放っていました。

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リラの香りはパリの家を思い出します。

 

リラの苗木を買ってきて植えたんです。

 

もっと濃い紫でしたけど

 

香りは日本のと同じ。

 

リラへの愛。

 

パリの自分の庭への愛。

 

私たちの歴史が刻まれた家への愛。

 

今はもう手放してフランス人が住んでいるけど

 

夢に出てくるのは最も長く住んだパリの家です。

 

愛って人に対するものだけではないですね。。