はるかな昔に読んだ本。

 

佐藤さとる『だれも知らない小さな国』

 

この本を読み返す気になったのは

 

有川浩さんが書いた

 

『だれもが知ってる小さな国』

 

を読んだからです。

 

有川さんの本は、

 

装丁も村上勉さんの懐かしいイラストで、

 

佐藤さとるさんのコロボックル物語をベースに生まれた作品。

 

すっごく刺激されて、

 

懐かしくて、

 

オリジナルを読み返す気になったのでした。

数年前に夏の北海道に行った時、

 

もっとも印象的だった光景がここです。

 

一目見て、大好きな場所だと感じました。

橋の上から見下ろしたとたん、

 

コロボックルがいる!!

 

ここがコロボックルの国だ!!!

 

そう感じたんです。

 

アイヌっぽい衣装で笛を吹く少年とか、

 

川で洗濯する少女の姿が浮かびました。

 

パッと映像になって、

 

『誰も知らない小さな国』が見えたんです。

 

人間の世界と重なり合いながらも、

 

人間には気づかれないで、

 

ひっそりと生きている小人たち。

 

せっせと日々の生活を築きあげて、

 

いろんな感情が豊富で、

 

怒ったりケンカしたり。

 

泣いたり笑ったり。

 

生きるって、

 

「生活すること」であるのと同時に、

 

様々な「感情を味わう事」かもと思います。

 

感情は人生を豊かにする大切な要素かも。

7月の北海道には菜の花が咲いていました。

 

この広大さ。

 

自然と心が広がります。

 

些細なことがどうでもよくなり、

 

おおらかな心持になれるんです。

 

北海道っていろんな意味で

 

魅力的な場所ですね~♪