骨折で入院騒ぎになったとき


いつも夫は帰国中で留守でした




落馬で骨折したくらいなら自業自得と言われても仕方ないけど


もっと以前




子供たち4人を車にのせ

私ひとりで運転して


パリから800kmくらいある南仏にヴァカンスにでかけ


最後の滞在地だったエックス・アン・プロヴァンスで

交通事故にあったときにも



夫は日本に帰国中で留守だったんです




このときの事故は

車の調子が悪くてガレージをさがして歩き


ところが8月なので

夏休みで1ヵ月間閉めているところが多く




ようやくたどりついた修理屋さんでも技術者がヴァカンス中



別のところを教えられて・・・・

この道はUターンできるかなあ


と思いながら車にもどろうとしたら

後ろからドーンと跳ねられたのでした



子供たちも小さかったし本当に大変でしたが


このときも夫は不在だったわけです




そのため

夫=いざというときに役に立たない


これがインプットされてしまって




その後 夢のなかですら・・・・・


子供が生き埋めになった~~みたいな

危機的状況になって私が泣きながら必死になっても

夫は決して―――私を助けにやってこない


実家の父が出てくるのに

夫は決して現れない



そして翌朝、

昨夜の夢はこれこれだったのに

なんで助けにこないのよォと

夫に文句をいい



ごめん、ごめん

と夫が謝る


という図式が繰返されることになったのでした




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