アルジェリアの生活は


電話もなし

新聞もなし

テレビもなし



外の世界とまったく無縁の隔絶された日々でした



味噌、醤油、歯磨き粉などはどっさり持っていったのですが


読むものが入手できないってことは思い浮かばず



持っていたのは

小林秀雄の『ゴッホの手紙』一冊だけ



しかしゴッホの手紙はアルジェリアの風土になじまず

日本ではあんなに大事な本だったのに

繰り返し読もうとしても・・・まったく心に響いてこない

・・・・・・・・・・



読むものもなく

することもなく

・・・・・・・・・・・




幸か不幸か

夫が原因不明の病気になり


高熱つづきで・・・・・食べると吐く・・・の状態になり


急遽帰国することに




食べていないせいで

アルジェリアでは歩くこともおぼつかないくらいフラフラだったのですが

パリについたとたん

夫はベビーカーを押して食事にでられるくらい元気になり




日本についたとたん伝染病病棟に搬送されたのですが

何の病気もみつからずにそのまま退院




じつはアルジェリアで下痢つづきだった一歳すぎの長男も


パリでは、ちょっと柔らかいかな、の状態になり



東京についたとたん普通の便になったのでした



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