私がボランティアをさせてもらったのは
家庭方式を採用している私立の老人ホーム
フランスでも画期的な試みとして注目され
日本から議員さんが視察に来たりもしてました
ここでは
家にいたときと同じスタイルで生活できるよう
システムが工夫されていて
スタッフはお母さん役
子供を育てるときのように
入居者の世話をして
自分たちでご飯を作って食べさせたり
洗濯をしたりします
ほとんどの入居者が認知症なのですが
進行度によって
洗濯物をたたんだり
野菜の皮むきをしたり
お皿をふいたり
家でしてきたことをするわけです
ホームの朝は8時から
トワレットと呼ばれるんですが
顔と体を洗って着替えをさせます
これがいちばん大変な作業
みんなシャワーをすご~く嫌がるんです
お湯がぬるくて寒いんだと思います
しかたがないから顔とお尻をざっと洗って
ちゃちゃっとシャワーをかけておわりにします
めったに洗わない足なんかひどいことになってるんです
お風呂にいれてあげたら・・・・きれいになるのに・・・・
ちなみに部屋はぜんぶ個室
各部屋に広~い洗面所があって
シャワーとトイレがついています
シャワーだけで浴槽はありません
「お風呂は体に悪い」からだそうです
あまりのことに返す言葉もなくて絶句したら
私たちですらお風呂にはいると疲れるでしょ
年寄りは心臓に悪いのよ
と追加説明されました
老後はフランスですごせないな
なにがなんでも日本に帰らねば・・・・
お風呂なしには生きていけない
お風呂大好き人間の私は
このとき決心したのでした
