16区に住んでいた日本人の体験談です
日本では高級住宅地として名高い場所16区で~す
(実態は若干ちがうんですけどね・・・)
とにかくその地区に住んでいた彼女には
子供が5人
一番下はまだヨチヨチ歩きくらいの双子ちゃんたちで
ちびっ子5人をかかえているし
二部屋くらいの
狭いアパートに家族7人雑居してるし
家の中をきちんとするとか
掃除とかには手が回らない状態でしょうし
あんまり片付け好きでもなかったのかなぁ
それに
ご主人の任期も一年こっきりで短いですし
家具をそろえたって無意味でしょうし
まあ完全な仮住まいだったと思ってください
そこに泥棒がはいったわけです
たまたまご主人は出張中で不在
彼女は車で帰ってきて
ちょっと疲れて
そのまま運転席でウトウトッとしたんだそうです
パリを知っている我々の感覚では
なんで~そんな無用心な~って思うけど
部屋に帰れば
子供がごそごそウロウロしてるわけだし
ちょっとだけ一人でゆっくりしたかったんだろうと思います
で
ゆっくりしてたら
ピストルを突きつけられた
追い立てられて
部屋にもどり・・・・・・
じつは
彼女フランス語ができないんです
そして
泥棒は英語ができない
おたがいに相手の言葉が理解できない
仕方がないので
泥棒さんに辞書をわたし
辞書をひいてもらって・・・・・
和仏と仏和、二冊の辞書で
金を出せ
とか
今、お金ありませんとか
単語を指差しながらの無言の会話
泥棒さんは何も盗らずに帰ったそうです
いまどきの泥棒は
英語できなきゃ仕事にならないんですね~
