今日は

「医学は科学と言えるのか?」というテーマで

書きたいと思います。(ちょっとまじめですが・・・)

普通であれば、医学は科学といえると誰もが

思うかもしれませんが、ぼくの中では

最近少しずつ考えがかわっています。

医学の前に、まず科学とは何かとなるのですが

自分の考えでは

「目的と結果に対して、同じ方法で常に再現性がある」ということが

科学だと思うのですが、厳密にいうと医学はあてはまりません。

というのは

たとえば、かぜの患者さんに風邪薬を飲ませても

同じ結果になるとは限らないからです。

つまり、よくなる人もいれば、変わらない人もいるということです。

また、3日でよくなる人もいれば、10日かかる人もいるということです。

一言で言うと

科学とは、「再現性」ですから

再現性が完全に成り立っていません。

と考えると

現代医学は、極めてあいまいな上で成り立っていることになります。

そう思うと怖いと思うかも知れませんが事実はそうです。

もちろん

医学は再現性がないのか?と言われれば

ないわけではありません。かなりの高確率で再現性はあると思います。

ただ、100%ではないので、どうしてもあいまいな議論に

なってしまいます。

もし、医学に100%の再現性を求めるのであれば

人間の細胞が約60兆個であれば、すべてリアルタイムに細胞の動きを見て

かつ、タンパク質との反応や、DNAへの反応も

すべて、分子、原子レベルで観察し、ひとつひとつ操作しなければなりません。

当たり前ですが、現代の科学ではそこまで進んでいないので

当然無理ですが・・・

そういえば

まつ毛の育毛剤ですが

薬説によると、16週塗って

137人中107人に効果を認められたと書いてありました。

つまり78%の方に効果を認めたのであって、22%は

効果が認められなかったとなります。

やっぱり政府承認の薬であっても100%ではないのですね。

ということは

厚生労働省や米政府も

すべての薬が100%の効果でなくて、かつ副作用があっても

大前提として、認めているということになります。

もちろん、万人に対して効果が100%で副作用のない薬なんて

この世に存在しないので、認めなければ

すべての医薬品が製造中止になってしまいますが・・。

次回に続く。