自分が毎日

治療をして思うのですが

美容外科に限らず、どの科であっても

「個人差」というのが壁になっています。

最近レーザー治療に力を入れていますが

シミを取るEライト(フォトRF)、たるみを取るサーマクール

両方ともアメリカ政府承認の最新医療レーザーであっても

正直効果があまり出ない患者さんがいます。

もちろん、医療機器なので

ほとんどの方に治療効果は見られるのですが

それでも100%ではありません。

中には、逆に予想以上の治療成績の方もいるですが

これも含めて個人差があるのです。

つまり

医療は患者さんにとって「均一的な治療」では

ないのです。

もちろん、美容外科の中にもほぼ均一的な治療はあります。

レーザーで言えば、医療レーザー脱毛だと思います。

これに関しては、どの患者さんでも回数さえこなせば

毛は劇的に減るので、治療成績にムラがありません。

今まで、何百人のもレーザー脱毛を見ていますが

一人として、毛が減らないと言われたことがありません。

これは医療の中で本当にすごいことだと思います。

今回、毛穴、にきび跡などに効果がある

フラクセルレーザーを購入しましたが

まだ断定はできませんが、医療レーザー脱毛に匹敵するほど

治療成績にムラがないかもしれません。

つまり、やれば誰でも肌のキメが細かくなると

言えるかもしれません。

既に、数十人治療しましたが誰もが効果を

実感していると思います。

医療レーザー脱毛やフラクセルレーザーはまだ良いとして

その他の治療に関しては、いわゆる「個人差」を

克服しなければなりません。

今のところ

シミに関しては

Eライトでもし効果がなかったら

超音波イオン導入、ピーリング、レチノイン酸、

ハイドロキノン療法、内服では、ビタミンC、

ビタミンE、ハイチオールC、トラサンミン、

フラクセルレーザー等を行っています。

これだけ選択肢があれば、まず間違いなく

効果はでるのですが、もう一つのレーザー治療として

Qスイッチルビレーザーがほしいところです。

これまた何千万とするレーザー機器なので

お金が貯まったら、購入したいと思っています。

話は元に戻りますが

「個人差」に関しては、医者を続けている限り

一生悩まされそうです。

新薬や最新医療機器を待っていても

いつできるかわかりませんから

自分で研究するしかありませんね。