よく本に

「成せば成る」という言葉が書いてある。

口語的にいえば、「なんとかなる」!?という

解釈になるのかはわかりませんが

ぼくは、この言葉が大嫌いだ。

何か問題にぶつかった時に、「まぁーなんとかなるだろ」と

考えると、高確率でなんとかならず、さらに失敗する。

もちろん、勢いでなんとかなるときもあるが

やはり、うまくいかない時の方が圧倒的に多い。

今では、「なんとかなる」と考えた瞬間

既に敗北であり、失敗の道を選んでいると考えている。

ではなぜ

「なんとかなる」と考えた瞬間、失敗するのか?

考えてみれば当たり前のことだが

何か問題にぶつかったとき、問題に対してきちんと直視し

きちんと原因と対策を考え、そのルールを自分に課して

再発防止を心掛けるという手順が正当である。

子供のころから、このような考えで人生を行動していけば

失敗する確率はかなり減るだろう。

ただ

口で言うのは易しだか、これを常に実践するには

かなりの意志力を必要とするし

そのように常に考え行動するのは、単純に面倒くさい。

そこで、都合のよい言葉「なんとかなる」の

登場である。

その一言を言ってしまえば、単純に精神的な苦痛から開放される。

しかも、前向きにも明るくもなれる。

この「前向き」、「明るく」はさらなる曲者である。

なぜなら、「前向き」、「明るく」は一見

正しいように思われるからである。

例えば、友人に「なんとかなるよー」と励まされ
(もちろん友人は悪気ないのだが・・・)

さらに「前向きになりなよー」と言われれば

「そうだよな」と思ってしまう。

なぜなら、前向きにならない、暗いというのは

一般的に良くない行為だからである。

でも自分はそうは思わない。

次回に続く