今日も

「耐震偽造」のニュースを見ると

前のブログで書いた通り、悪い予感が的中し

芋づる式に耐震偽造が増加している。

最初は、2件程度だった偽造問題も

現在では、姉歯建築士が関与した建築物は

206件に増え、そのうち9都県の43棟が

改ざんしたと報道されている。

既に「姉歯設計事務所」へ下請け出した

森田設計事務所の社長は、鎌倉海浜公園のがけから

飛び降り自殺し死亡している。

工事の大半に関与したとされる木村建設は

早急に破産手続きを申請している。

木村盛好社長は会見で

「構造計算という特殊な分野を処理する能力がなく姉歯事務所の計算結果と確認申請書、審査機関の審査結果をそのまま信じてしまった。会社再生を模索したが信用低下はいかんともしがたくやむなく自己破産の申し立てをすることになった」

と言っているが、設計書を理解してマンションを造るのに

偽造の設計書を見て、一度も違和感を感じないとは

とても思えない。

ヒューザーの企業理念はHPに

「日本の住宅観や住宅政策に一石を投じ、喜びをもって次世代に受け継がれるような社会資産を築くいしずえとなりたい。……これが私の夢であり、「人間主義・理想追求型事業=ヒューマン+ユーザーカンパニー=ヒューザー」を社名に冠した私たちの企業理念です」

と書いてあるが

耐震偽造のマンションを見ると、次世代に受け継がれるような社会資産とは

言い難く、負の資産となってしまった。

企業のコンプライアンスはいったいどうなっているのでしょうか?