今日は


「症例写真」について


書きたいと思います。


今まで、患者さんへの説明は


口頭によるものが大半でしたが


最近はデジカメやパソコンのおかげで


術前や術後の写真、または術中の写真


さらには動画まで見せることが可能となりました。


医者の説明は、専門用語ばかりで難しいというイメージはありますが


蓋をあけてみると、実際はそんなに難しいわけではありません。


どの業界でもあると思いますが、医者の世界にも「業界用語」と


いうものがありまして、まだ医学生で病院での研修期間は


言葉がまるでわからなかったのを記憶しています。


病院での研修期間中、医師同士の専門用語が飛び交い


最初は、その姿がかっこよくも見えましたが


言葉がわからないだけで、意味さえわかれば


単なる普通の会話でした。


例えば、上の先生が研修医に


「お前クランケにきちんとムンテラしたのか?」と


言った場合、普通の会話に直すと


「お前、患者さんにきちんと説明したのか?」という訳になります。


単語で言えば、「クランケ」=「患者」であり


「ムンテラ」=「説明」になります。


このような業界用語はドイツ語から来ていますが


半分、造語のようにもなっています。


次回に続く。