フェイスリフト① 顔のたるみ治療について | 真・無形の器

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みなさん、こんにちわ。


三寒四温、少しずつ春に近づいているのがわかりますね。

しかしまだまだ寒い季節、子供の小学校もインフルエンザで学年閉鎖とか。

みなさんも、防寒対策は油断なくしっかりと行いましょう。


今回からはフェイスリフト治療についてです。


顔のたるみ治療って、一体どれがよいのでしょう?


フェイスラインのたるみ・ホウレイ線・ゴルゴライン・マリオネットラインなど、顔のたるみに対する治療としては、まずこの4種類の治療法が考えられます。


①機械系治療

組織への熱ダメージによる収縮・コラーゲン増生をねらったフェイスリフト。


高周波治療器: サーマクール・インディバ 等

近赤外線治療器: タイタン・スキンタイト等

超音波治療器: ウルセラ等


②注入系治療

フィラー注入(ヒアルロン酸・レディエッセ等)による、皮下ボリュームアップおよびピンニング効果(リガメントをピン止めする)。

水光注射やPRP等による、真皮層の厚さ・コラーゲン増生によるハリ、弾力アップ効果。

脂肪分解注射・輪郭注射・BNLS注射等による、下垂した皮下脂肪の減量効果。


③スレッド(糸)治療

N-cog,J-リフト等のコグ付き糸による、皮膚・皮下脂肪・リガメントの直接的な引き上げ効果。

ウルトラVリフト等のコグなし糸による、皮膚・皮下組織のピンニング効果、真皮層のコラーゲン増生効果。


④手術的治療

フェイスリフト手術・たるみ取り手術による、皮膚・皮下組織の直接的な減量・リフトアップ。



それぞれの長所・短所はありますが、まずお客様の顔の肉付き・皮膚の厚さ・骨格を視診・触診して判断していきます。


そして、これら4つの治療法のコンビネーションを、ご要望とリスク・費用等を考慮しつつ、治療方針を計画していきます。



例えば・・・


・肉付きが良く、脂肪の下垂によるたるみがメイン、皮膚も薄いタイプ(ぽっちゃりタイプ)


→スレッドによる皮下組織の引き上げ

→高周波治療器による皮下脂肪・真皮層への熱入れ・引締め

→部分的な皮下脂肪の減量(脂肪溶解注射・BNLS等)

皮下脂肪のリフトアップ・減量がメイン




・顔痩せ・コケ感があり、皮膚弾力も弱く小じわが多いタイプ

→フィラーによる皮下ボリュームアップ

→近赤外線治療器による真皮コラーゲン増生、タイトニング

→スレッドによる引き上げ、真皮コラーゲン増生、シワ・ハリ改善

→水光注射・PRP等による真皮コラーゲン増生

真皮コラーゲン増生がメイン



このように、

フェイスリフト、顔のたるみ治療の基本は、元どうりの皮膚・皮下組織の状態に戻すこと。

若い頃の顔に戻す、ということです。


よく、他院で治療を受けられ、


「サーマクールに高いお金を掛けたのに、ぜんぜん効果がわからなかったの。」


「糸なんて、痛いだけでぜんぜんたるみ取れないし、私くらいの歳だと、もう手術しかないわよね。」


と、相談を受けることがあります。


サーマクールも、糸も、手術も、どれも素晴らしい治療法です。


しかし、

いくらよい治療法でも、

いくら高額な治療器でも、

お客様のたるみのタイプと異なる治療を選択していては、

いくらがんばって続けても、

残念ながら価値に見合った効果は生まれません。


何度も言いますが、美容治療は「価格」ではないのです。

「安かろう、悪かろう」

「高かろう、良かろう」

どちらも違います。


「適材適所」

必要な治療を、

必要な場所へ、

必要量だけ。


利益の為に高額な治療を勧めたり、

安い価格でお客様を引き寄せたりするのではなく、

適切な治療を判断する、ドクターの資質こそが問われるのです。


次回につづきます→→



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