1945年8月15日、日本は感情と本音を心の襞にそっと隠した。

 

そのため「建前文化、曖昧文化」と揶揄されることも多々あった。

自分が原因になり、事を起こしていくことをやめようとした結果だろう。

75年前、正義を掲げたが国のプライドごと木っ端微塵になったのだから。

 

国民は今、曖昧な政治に対して不甲斐ないと感じているが、

それは他でもない自国 日本の姿であり、己の姿であることに無意識に気づいている。

 

この地球に住む者は誰も、民族のクラウドからは自由になれない。

どんなに自国を否定し文句を言おうが、日本人は日本人のクラウドを被っている。

 

COVID19で目の当たりにした日本の舵取り、私はそこに日本の涙を見る。

リーダーシップを取ることを諦め、曖昧模糊とした政策を打ち続ける・・・それが日本の、いや自分の現在地であった。

 

明治維新を起こした日本、日清日露で勝利し、アジアの平和を願った大きなアイデンティティ。

「やればできる!」の強烈な自信感に満ち溢れていたことだろう。

しかし大東亜戦争に突入、やりたくもない戦争に踏み出すしかなかった。

蓋を開けてみたら、戦争犯罪道具である原爆を2つも落とされ、

東京裁判で決め付けられた戦争犯罪国家という汚名を背負い、

子々孫々に語ることもできない己の正義を沈黙するしかなかった。

 

どうやって、本音で生きればいい?

どうやって、リーダーシップを取ればいい?
どうやって、バラバラになった国民の心をまとめることができる?

 

2020年、日本は封印したパンドラの箱を開けなければならない。

世界をリードした欧米が崩れていく中で、どこかの国が立ち上がらなけれなならない。

なぜなら、世界には基軸が必要だからです。

 

私は、その国が日本であると確信しています。

それは私が日本人だからという民族主義的な観点ではなく、

日本が持つポテンシャルエネルギーを知っているから。

 

「日本が未来だ。」と25年間一貫して日本に伝え続けているノ ジェス (Noh Jesu)氏が教えてくれた日本は、

あまりにも美しく真理そのものであった。

私の中の大和魂がはじめて息ができたのは、ノさんの語る日本を見た時です。

 

2020年、人類は大きな文明のクレバスを渡っている。

耐え難きを耐え、忍び難きを忍いだ日本は、

本来の日本を取り戻し、物質文明を終わりにさせて心文明をリードしていく。

 

鉾はあったが盾がなかった日本、もう盾は完成している。

世界に「和」を、新しい産業をプレゼントできる時がきた。

 

ポストコロナ、日本の封印は解かれるでしょう。