「今までの人生で、最高に気持ちのいい朝を過ごしてる。」
彼女は開口一番にそう言った。透き通るような魂がそこにはあった。
「この世のすべての贅を尽くしたもの…例えばパリのオペラ座、イギリスのロイヤルバレエ、世界の名だたる5つ星ホテル、人類歴史の荘厳な美しさを全部合わせた空気感の中に居る感じ…かな。」
彼女はまさに、今ここ心に一点の曇りのない晴れやかなる状態だった。すべてが解け、∞:∞の境界線のない境地。
そう。。。確かなる悟り
私たちは会話をした。しかし会話ではない彼女の心が流れ込んでくる。
分かる。。。そして彼女にも私の心が流れこむ。
心の境界線が解けた時、、、人間はこんなにも美しくなるものなのか…。涙がこぼれ落ちる。
。。。彼女の人生最高の朝を書き記しておきたい。