「Big thinkせよ!」と言う。
デッカく考えろ!ということだろうと、大雑把な意味は分かる。
そして素直な者たちは、「デッカく考えよう!」と考え始めるが…考え始めてすぐに、壁にぶち当たる。
なぜなら、Big というものが何を基準としているのかが分からないから。あまりにも曖昧模糊としているから。
そう考えると、なんて曖昧な世界に住んでいるのだろう。すべてが抽象的であり、基準など何もない。。。みんなが何となく、自分の物差しを使って表現行動しているバラバラな世界。
この世界には不変不動の基準がないことに愕然とする。
これでは、世界が一つにまとまるはずがない。世界どころか、一つの国も、企業も、家族も、個人も、個人の中で起こる考えもみんなバラバラ。
…今、世界に本当に必要なものは、不変不動の基準です。それは絶対的真理といってもいいでしょう。
では、絶対的真理はどこにあるのか?
宗教の中か?否!
国家の中か?否!
イデオロギーの中か?否!
学問の中か?否!
宇宙人や神とやらのメッセージの中か?否!
それらはすべて人間の頭の中の物語に過ぎません。
絶対的真理は、人間の頭の外。すなわち五感覚の外。この宇宙という相対世界の泡の外。
これからの人類は一人一人が絶対的真理を認識し、それが基準となっていく。
絶対的真理とは、この相対世界という泡を生み出した根源。自分の故郷であり、自分そのもの。
これを認識できることが、ホモ・サピエンスからホモ・デウスへの階段を昇ることなのです。そしてそれが世界が一つにまとまれる道なのです。