自主回収により、再建医療現場では、プチパニックです。
アラガン社乳房インプラントの自主回収は、世界レベルでなので、当然日本全国レベルに発展中です。
さてこの問題に対して解決の糸口を見つける方法は?
再建手術予定の患者さんは、当面手術を延期・断念せざるを得ないのでしょうか?
その1 アラガン社エキスパンダー
→ 高研エキスパンダーで代替可能です。
全国レベルで注文殺到にて既に品薄です。
その2 アラガン社インプラント
→ ラウンド型のインプラントなら9月2日以降受注生産にて使用可能です。
しかし、その場しのぎでどうにかなっても、いつ解決するかは分かっていません。
自主回収って言いましても、回収して何が分かる訳でもありません。
アラガン社はインプラント製造メーカーであって、乳がん治療は専門外です。
リンパ腫になぜなるのか?なんて病態が判明するのは、、もっともっと先の話です。
取り合えず、乳腺外科医としてできることは
早期発見に努める。
全身治療を優先して、可能な限り温存手術を行なう。
のが理想的なのかなって思いました。