🟥【ぴよこ🐥の予測、当たりました──3月の米国貿易赤字「過去最大」に】

 

2025年3月、米国の貿易赤字が過去最大の1,405億ドルに達したと、米商務省(BEA)が5月6日に発表しました。

実はこの動き、私たちはGDP成長率の発表時点ですでに予測しておりました。

 

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【ぴよこと一緒に学ぶGDP──トランプ vs バイデンと“関税がもたらす罠”】

 

その時私は、「トランプ前政権による関税強化の再導入方針」が発表されたことで、

企業が“今のうちに輸入しておこう”と行動するだろうと見ていました。

この「駆け込み輸入」によって輸入額が跳ね上がり、

GDPの押し下げ要因になると考えたのです。

 

そして実際、米国の2025年第一四半期(1〜3月)の実質GDPは -0.3%。

まさに、構造を読み解くことで導いた予測が、そのまま数字に現れたかたちです。

 

📉 数字の“改善”にご注意を

 

ここで気をつけたいのは、

「じゃあ、第二四半期は回復するから大丈夫ですね」という早合点です。

 

たしかに、駆け込みが一巡すれば輸入は減少します。

そして統計上は、GDPが回復したように見えるかもしれません。

 

しかしこれはあくまで、数字の“表面上の回復”です。

実体経済が良くなったわけではないことを、私たちは忘れてはいけません。

 

🚢 現場が告げる「次なる危機」

 

最新の港湾データを見れば、その兆候はすでに表れています。

 • ロサンゼルス港では、アジア貨物が前年比35%減

 • ロングビーチ港では、最大40%の業務縮小が見込まれるとCEOがコメント

 

物流の停滞は、すぐに日用品・医薬品・家電製品などの流通に影響を与えます。

つまり、数字では「貿易赤字が減った」と言えても、

現実には“物が入ってこない”状態になっているのです。

 

🛒 “棚が空になる”日が来るかもしれない

 

一時的に輸入在庫が市場に出回り、物が溢れているように見えるかもしれません。

でも、その後に新たな輸入が滞れば、

棚は空になり、値上げが進む可能性が出てきます。

 

特に打撃を受けるのは、中小事業者や低所得層です。

それは、静かに広がる“スーパーインフレ的状況”とも言えるかもしれません。

 

🧠 政策を数字で測らず、「行動の連鎖」で読む

 

経済は、政策だけで動くのではなく、

政策によって動かされた「人間の行動」が、その後の数字をつくります。

 

政策が → 人を動かし

人が → 市場を変え

そして最後に → 数字が現れる

 

この“順番”を逆に捉えてはいけないのです。

 

🐣ぴよこからひとこと:

 

「数字が出るころには、もう何かが始まってる結果なんだよ」

 

 

📎参考資料

 • 米商務省(BEA)国際収支統計(2025年3月)

 • BEA:2025年1〜3月期 GDP速報値 -0.3%

 • CNBC・Bloomberg 各港CEOインタビュー(2025年4〜5月)