医療トリアージ🟩案件、帯状疱疹ワクチン考(その2)
追記:対象は100歳まで⁉️
この制度、他国と比べても異例かもしれません。
今回、夫のもとに届いた帯状疱疹ワクチン接種の通知には、
100歳(大正14年生まれ)までが定期接種の対象と、はっきり書かれていました。
📸(↓参考:実際の通知書類)
帯状疱疹の予防接種が重要なのは理解しています。
でも、この対象年齢の広さに、思わず息をのみました。
医療費45兆円、ワクチンだけで1兆円近く…?
現在、日本の年間医療費は約45兆円。
その中で、もし帯状疱疹ワクチンだけで1兆円規模のお金が動くとしたら──
それはやはり、一度立ち止まって考えるべき数字ではないでしょうか。
若い世代へ、もっと回せる仕組みに。
私は、高齢者すべてがワクチンを受けることに反対しているわけではありません。
ただ、“年齢だけ”を基準に「全員一律」という仕組みが、本当に最善なのか?
それを問い直す必要があると感じます。
実際、Shingrixの有効性データは「50歳以上~80代」までが中心で、90代・100歳以上については、ほぼ未検証。
さらに、Shingrixはアジュバント(免疫増強剤)が強力で、
倦怠感・発熱・局所の腫れなどの副反応が比較的多いとされています。
体力の低下している超高齢者にとっては、かえってストレスやリスクになる可能性も、決して無視できません。
ちなみにイギリスでは、80歳以上は「ワクチン効果が乏しい」として定期接種の対象外です。
一方、フランス、アメリカやカナダでは上限年齢は設けられていませんが、「リスクとベネフィットを慎重に判断し、医師と相談の上で接種」とされています。
これは、医療費トリアージ案件です。
若い世代の教育、出産・育児支援、メンタルヘルスや自殺予防──本当に支援が必要な人たちに、限られた医療資源をどう届けていくか。
その設計力こそが、“未来をつくる医療”の柱になると私は思います。
「元気に生きる」ことが、目的なら。
医療制度の本来の目的は、「ただ長く生かすこと」ではなく、「元気に生きてもらうこと」。
そのためには、年齢主義ではなく、個々の状態に応じたバランスある“予防の哲学”が必要です。
“長寿社会”という言葉が、ただの高齢者への忖度になっていないか──
今こそ、それを見直すときに来ているのではないでしょうか。


