先日、3日間にわたって開催されたヘンプの国際学会に参加してきました。その中で、私が特に感銘を受けたのが、AI同時通訳の驚異的な進化です。

 

いやはや、これが本当にすごいんです。

 

テキスト形式で表示される通訳なので、発言者の言葉を目で追いかける形になるのですが、その技術が圧巻でした。話し手が言葉を発すると同時に、まず単語がポンポンと表示され、次々と文章が組み立てられていきます。そして文脈に合わせて、瞬時に適切な表現に修正されていくのです。ポーン

 

 

例えば、「right」という単語。最初は「右」と表示されますが、文脈から「正しい」の意味だと判断すると、即座に「正しい」に置き換わります。まるでAIがこちらの心を読んでいるかのような素早さです。

 

 

最終的に、一つの完結した文章としてまとまり、次々に流れていく。そのスピードと精度たるや、まさにリアルタイムで生成AIの「トランスフォーマー」を目の当たりにしているようでした。そうそう、あの有名なAIモデルのことですね。考えている間には「……」が微妙に動いていて、その様子も実に生成AI的で、見ていて飽きません。

 

しかし、このほぼ完璧と言える通訳機能にも弱点が。テキストを目で追いかけるのが、なかなか大変なのです。登壇者は熱意たっぷりに多くを語るので、文字が洪水のように流れ続け、映画の字幕を追うよりもはるかに難しい。おまけに専門用語も飛び交うので、目が回りそうでした。

 

これがさらに進化して、音声で少し遅れて追いかけてくれるような、ほぼ同時の逐次通訳的なものが実現すれば、もう言うことなしですね。技術の進歩に期待が高まります。

 

以上、デジタルエージェント岩本からの報告でした。ニヤニヤ