週末は名古屋の歴史的建造物、公会堂で開催された日本メディカルAI学会学術大会に出席してきました。

 

堂々とした風格のある建物です。

 

”電力昇降機(エレベータ)”のパネルにしびれます。

 

普段は再生医療、抗老化医学、美容(保健)皮膚科にどっぷり浸かっていますが、他科の最新事情を知ることはとても刺激的です。今回は特に、最近関心のある医療DX(デジタルトランスフォーメーション)の領域がテーマでした。

Chat GPT-4は国試も合格し、診断領域では専門医を超えているという論文が既に出ていて驚くことはなかったのですが、その技術的カラクリを知ることができたのは大きな収穫でした。登壇された多くの先生が、「2年前はこんなことになるとは予測もしていなかった。LLMの進化が予想以上に早いことについて、恐れることなく、どうやって上手に協業できるか」を真面目に討論されていたのが印象的でした。

一番心に響いたのは、2つの招待講演。スタンフォード大学の教授と、オーストラリアからいらして現在は理研と東大で研究されている先生の講演です。内容はまさにムーンショット!異次元のステージに感動しっぱなしでした。

 

 

日本メディカルAI学会理事の鎌谷洋一郎先生とは、もう10年も前、先生がパリに留学されていた頃に保険医ネットワークの定例会で遺伝子の講演を拝聴し、私が書記を担当したのがご縁です。先生のおかげで、暗号文のようだったゲノムが、世界地図のようにアナログでイメージできるようになったのを鮮明に思い出します。

 

鎌谷先生とツーショット。

 

今回は鎌谷先生が座長を務められていました。ご立派になられて、私も歳を取るわけです。😆

 

『全ゲノム解析の理論的背景とその応用』→♠️

『日本におけるゲノム医療の研究現場の現状と”不都合な真実”!?』

前編♠️

後編♠️