今度は大丈夫。乗れましたー。と送って来た画像。
オリンピック最中＆コロナ感染爆発のカオスの中、セーヌ河畔に棲息しているsushi好きのkogappaことパリ在住の息子の一人が、1年ぶりに帰国したので、その時の様子をお知らせします。エアはルフトハンザでフランクフルト経由。結果として、フランクフルトで一泊足止めされましたが、無事に帰国しました。経由便でご帰国をご検討なさっている方のご参考になれば幸いです。
kogappaは純ジャパですが日本語が得意ではありません。kogappaというよりオッサンkappaであり、モデルナワクチンは二度接種済みです。
＜フランス出国時に必要なもの＞
・日本のパスポート（現時点で外国人は原則日本入国不可）
・「出国前検査証明」→フライト出発前72時間以内に受検し、陰性であることを示した検査証明書。PCR等決められた検査法であることが必須。証明書は日本語または英語表記が含まれるもの。
・位置情報を提示するために必要なアプリ等を利用できるスマートフォンの所持（ないと空港でレンタル強要されます）
＜経由便の場合、乗り継ぎ時＞
乗り継ぎの３時間をなんとか過ごし、後３０分で機内、あとは日本までひとっ飛びー、の最終搭乗案内の時に悲劇は起こりました。
“ん？ このPCR検査結果は、どうしてここだけ仏語なのですか？ NEIN（NO）ナイン！ 英語を併記するなら完璧に全訳でないといけナイン！ラボに連絡して不備部分の証明をして、明日の同じ便に乗ってください”
！？ kogappa真っ青。“パリではこの英語の証明で大丈夫だったのですよ”と詰め寄るも後の祭り。ここはドイツ。規則は規則。乗るはずだった飛行機も夜空を飛んでってしまいました。
同じような事情で翌日便に振替になった方が５人くらいいたそうです。とはいえ便の変更は無料（そうでない人もいたようです）。ルフトハンザ指定ホテルは空港からシャトルバスで１０分内のところだったそうですが、一泊分のホテル代も朝食、夕食代も支給されるという、手厚い処置でした。心よりダンケシェーン！
翌日最終搭乗カウンターに行くと、恨めしそうに搭乗者を見送るおそらくは同じ事情の人がやはり５人くらいいたとのこと。kopaggaは、一日遅れの同じ便に乗って無事に戻ってこれました。やれやれ。
＜帰国時、空港検疫＞
フランクフルト→東京便。機内はオリンピック関係者と思われる人々、ビジネスパーソン（外国人も多い）等でほぼ満席。
到着後はファーストクラスを差し置いてまず最初にオリンピック関係者、その後ファースト、ビジネス、、、の順で降機し、空港施設内は誘導に従って、いくつかのチェックポイントを通りながら、１、２キロとも思われる長い距離を歩きます。
唾液を使った抗原検査は、約２時間ほどかかり、その待ち時間でスマホに位置情報追跡アプリ導入をしたり（出国時にインストール済みを推奨）、分厚い解説書を読んだ後、誓約書にサインさせられたり、質問票に色々記入したりします。陰性が証明されるとようやく荷物のピックアップです。
これで晴れて公共機関以外の方法で待機場所（自宅や指定ホテル）に移動です。
＜隔離生活＞
１４日間の隔離生活が義務付けられています。使用が義務付けられているアプリは以下の三種。
特にMySOSアプリからは、１日最低一回不定期に、AIあるいは“リアルhuman operator”から所在と安否確認連絡が入リます。画像応対での本人確認がマスト。そこで、複数回応答がなかったり本人認証が得られなかったりすると、今度は定められた電話番号にコールされ所在を確認、数回連絡取れないと警告、といった手順で進むようです。
詳細→https://www.forth.go.jp/news/000064307.pdf
常に情報はアップデートされるので、日本大使館や厚労省のページをご参照ください。
＜おまけ、フランスのワクチンパスポートとパリの今＞
パリではカフェ、レストラン、ホテルも再開し、まだ完全に人出が戻ってきているわけでは無いにせよ（７、８月はそもそも人のいないバカンスシーズンではありますが）、営業時間や酒類供給の制限などは解除されてます。マスクはスーパー、メトロ、バスの中くらいで、outdoorではほとんどしていません。デルタ株大流行国イギリスなどからの入国には若干制限があるにせよ、基本海外帰国時の隔離もなしのこと。
この件で、街中ではワクチン義務化反対、無接種の自由のためのデモが行われている様子です。