聖徳大学附属女子高等学校と聖徳大学附属取手聖徳女子高等学校の卒業する生徒さんへの美容講演、今年も無事に済ませました。毎年このお勤めを果たしますと、私に春の季節がやってきます。





 

昔を思い起こせば、高校時代なんてモヤモヤした葛藤を抱えて、清純で明るい青春なんてじゃなかったのはたしかです。それでも、生活の視点では「まっさらのスッピン」スタイル、生成りのままに生きていました。そう思って生徒さんたちの面差しを眺めると、大人としての人生の荒波に揉まれていく覚悟というより、明るいに決まっていると確信している顔で耀いています。花咲く娘さんたちの前途は遼遠、これから桜花爛漫・百花繚乱の時節を迎えます。せめて長く続く(お化粧だけでない)メイク人生を楽しくして欲しいと、最初が肝腎の美肌人生。ささやかな水先案内人として、精一杯のお話をさせていただきました。



 

校長の川並芳純先生とのツーショット。Dr.MANAがまだ「おまな」だった、小学生時代からの同級生です。







 

こちら素晴らしい和のハーモニーは、小笠原流礼法を学ぶ礼法室。過去(鏡)現在(室内)未来(庭園)を表しているとか。

同校は4月から、中高一貫の共学進学校「光英VERITAS中学校・高等学校」として生まれ変わります。少子化あるいは産業構造や家族関係。多くのことが時代の波に洗われて激変しています。川並先生も家業を継がれ、さぞ大変なご苦労だったんでしょうね。

VERITASはハーバード大学のエンブレムに記された語、ラテン語の「真実」のこと。聖書のヨハネによる福音書8章32節に“VERITAS LIBERABIT VOS.”とあります。英語では、The truth set you free.(真実はあなたを自由とする)。新しい学園、新しい自由へ!



 

ご卒業の皆さん、ご卒業おめでとうございます!

1980年代は女性の時代と言われました。私たちは、きっといい時代が来ると期待を胸に卒業したのです。しかし、実際はなんということもなく、日本経済と同じく失われた40年間だったように思われます。

今年はアメリカで女性初の副大統領が誕生しました。リアル女性の時代がやってきたようです。そう考えると、縁の下で人知れず努力をしていた人たちがいたからとも思えます。失われた40年あったればこそかも?

リア充となれば、私たちみんなが本気で、意志の継続が必要です。頑張りましょう。

もう一度、皆さん、ご卒業おめでとう!!

あなたたちの時代が やってきましたよ。