2月初めに、ベルギーの高級チョコレートブランド ゴディバ GODIVIAが、新型コロナウイルス の影響でカナダを含む北米のすべて、128店舗を閉鎖するというニュースが入りました。2020年12月に就任したCEOのMs. Nurtac Afridiは、北米大陸からの全面撤退と、ヨーロッパ・中華圏・中東における店舗は引き続きを維持していくことを決定したのです。
その中で彼女は「影響を受ける献身的で勤勉なショコラティエに配慮していたため、北米店舗を閉鎖する決定は困難をきわめました」としつつも、すべての店舗を3月末までに閉鎖または売却し、店舗運営事業から撤退すると発表しました。 理由については「コロナウイルスの感染拡大 で顧客の買い物のやり方が変化し、対面で購入する需要が衰えたから」と述べています。
日本はどうなの? HPを見ると、ゴディバジャパンは1994年設立、当初は片岡物産に販売を委託し、直営販売を始めたのは2015年からのこととなっています。ゴディバは現在VM2HG傘下の完全子会社で資本金5千万円。ふむ。
ゴディバといえば、私Dr.MANAが東洋経済オンラインとまだ蜜月だった頃に、想像力を膨らませてこんな記事を書いたことがあります。
――ゴディバのロゴである、裸で馬に乗り疾走するレディ・ゴダイバとその伝説。彼女の経済という語の基となった経世済民(世をおさめ民をすくう)の志のバックボーンには、わが身の美しさへの誇りがあったことが看て取れるのです。
→❤ https://toyokeizai.net/articles/-/155634
ショコラの歴史も調べてみました。原料のカカオは古代メキシコの頃から「神の食べ物」でした。16世紀初めスペインのアステカ侵攻によって、1528年戦利品としてヨーロッパにもたらされたカカオは、300年経ってオランダでココアとなり、1847年のイギリスでチョコレートの祖型が生まれました。フランスでもしばらく“栄養価の高い超高級な薬”として君臨していたと聞きます。それがお菓子の“ミルクチョコ”になったのはスイス、つい最近(?)の1876年 のことでした。
だって、日本でつくられた猪口令糖(ちょこれいと)が、初めてお店で売られたのは明治10年(1877)のことだったのです。チョコの歴史の、どこにもアメリカなんて登場していませんよね。今年は令和3年、令和の訓よみは「うるわしく、おだやか」なんですってよ。
それとも、こんなこと言っちゃいますか。
「あなたからのプレゼントなんて欲しくないわ。欲しいのはあなたよ。あなただけ」
—フランソワーズ・サガン

