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 CBD (Cannabidiol; カンナビジオール)とは、大麻草等に含まれる100種類以上もある大麻成分(カンナビノイド)の一種です。ちなみに「ハイ」になる成分で有名なTHC Tetrahydrocannabinol; テトラヒドロカンナビノール)もカンナビノイドの仲間ですが、CBDとは全く別のもので、日本では厳しく規制されております。(一般的にいう医療大麻にはTHCも入っております)CBDにはこう行った多幸感や陶酔感といった精神作用はなく、日本でも合法的に使用できます。

 CBDは、身体の恒常性や機能を維持する*のに貢献し、生活習慣病やうつ、慢性疼痛、睡眠障害などさまざまな心身の問題や、免疫異常による皮膚の炎症やかゆみ、痛み(アトピー性皮膚炎、乾癬、慢性痒疹等)にも効果があるとされ、ここ数年世界的に注目されておりますが、日本においては厳しい制約の下、非常に手に入りづらい原料となっております。

 

 いくつかの使用例をチェックし、効果を確認したので、グランプロクリニック銀座でまずは軟膏タイプ**で供用することにしました。適応疾患は、慢性湿疹、痒疹、アトピー性皮膚炎、脱毛症等です。皮膚症状以外の使用法としては、頭痛時にこめかみに塗る、不眠時に足の裏に塗る、関節痛の部位に塗る、落ち着きたい時に唇に塗るetc。即効性をご体感ください。とはいえ(毎度お話ししますが)肌質、体質は様々です。自然のものですし、人によっては全く合わない、効き目がはっきりしない等、相性がございます。

 

 ご興味ある方はお気軽にクリニックにお問い合わせください。
 

グランプロクリニック銀座


日本臨床カンナビノイド学会→♣️

臨床CBDオイル研究会→

 

*エンドカンナビノイドシステム(ECS
 もともと私たちの体内には「内因性カンナビノイド」が存在しており、エンドカンナビノイドシステム(ECS)といわれる“身体の恒常性(ホメオスターシス)やバランスを保つために働きかける調整機能”を司っております。このECSは、食欲、睡眠、痛み、免疫調整、老化、神経、認知や記憶に関する機能などを調整しています。

 大麻草からとれるCBDを摂取することで、欠乏した「内因性カンナビノイド」が補充され、ECSの機能を強化することができるといわれております。

 

**有機栽培によって作られた高品質。成分分析の実施・第三者機関の検査済み、THCフリーの大麻草由来CBD原料を扱っています。