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 “ロックダウン”というものが一体どれほどのモノであるか。数日前にパリ在住邦人の友人からもらったメイルをご紹介しますね。掲載にあたり、ご本人に了承を得て、さらに厳しくなったという現状をちょこっとアップデートしております。


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ご存知のように、フランスは外出禁止令が出ていて、反則すると135ユーロ〜375ユーロの罰金と言う厳しいものです。繰り返すと監獄まで入れられるとの事です。食料品、薬等、生活に必要なものを買うための外出は許されますが、それ以外は許可されず、買い物に行くにも毎回、外出理由を書いた証明書を持参しなければいけません。スーパーマーケットも店内に入るのに、1メートルづつ線が引いてあり、順番を待って中に入ります。

  

簡単な散歩も許されていますが、自宅から1キロ以内の範囲(南のバール県ではなんと100メートルだけ)で一日一回、一時間までと言うものです。Open airのマルシェも売り手と買い手の間に透明なビニールがあり、飛沫感染を防いでいます(地区によってはマルシェはOpen air でも閉鎖です)。さらに今朝はフランス人のライフライン、バゲットもオーブンで5分焼いてから食べるように、なんて言ってました。

 

 夫は一日置きの出勤をしていますが、出勤の日は指定の証明書を持参して車で出かけています。来週の火曜日からオルリ―空港は閉鎖されるそうですし、メトロは今日より50の駅が閉まり、本数は50パーセント以上減らされるそうです。メトロが一応動いているとしてもガラガラで、浮浪者などだけが乗っていたりして危ないそうです。

JALの便はもうすでになく、ANAはこの土曜日の便が最終便となり、パリー東京便を約一か月間は運行しないそうですから、日本がとても遠くに感じます。

毎日、皆で家に籠っているので、学校の授業やお稽古事等は、スカイプ等PCを使ってしています。

316日より2週間の予定で始まったこの外出禁止令、噂では少なくとも415日まで延長されるらしいです。学校は9月まで休校になるとか。

マクロン大統領は「これは戦争だ!」と言っていますが、戦争を知らない世代の私達、コロナウイルスと言う未だ解決策の見えない敵を相手に闘っていかなければいけませんね。

こう書いているととても大変そうですね、でもあまり考えても仕方がないので極力外出は控え、栄養のあるお食事をし、良く寝て、そして家の中でDVD等見たり、楽しい事をして免疫力アップに努めたいと思っております。また毎晩8時になると、頑張っている医療関係者の人のために贈る拍手が街中に響きます。病院近くに部屋を持っている人の中には、毎日重労働をしている医師や看護師のためにボランティアで貸す人もいるそうです。こういう時だからこその連帯Solidarité を感じますね。

ご連絡ありがとうございました。とても嬉しかったです。