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佐々木理事長と。最近ますますお若くなったような..


おさらいです。再生医療とは? 簡単に言えば、生まれつきだったり、疾病や不慮の事故あるいは加齢に伴い、欠損、損傷、機能低下してしまった組織や臓器を、体外で培養した細胞や組織などを用いて修復再生し、機能を補填する医療のことです。
美容分野における再生医療の詳細はクリニックのHP  あるいは拙著『永遠美貌』 をご覧ください。

キーワードは(どんな器官にも姿を変えられる万能な母なる細胞)幹細胞(Stem cell)です。幹細胞は創傷治癒の時など大活躍します。ところが加齢と共に、数もパワーも減少の一途。その力を人工的に補うわけです。

予算、期待する効果、何を優先するかなど、ポイントはいくつかあります。骨髄、歯髄、脂肪、臍帯など、体のどの部分からの幹細胞を使うのか? 自己幹細胞を培養するのか、他人のものか? 幹細胞そのものを使うのか、培養上清液*を使うのか? 局所投与か全身投与か? etc 

 幹細胞を培養する過程では、コラーゲンやヒアルロン酸など何百種類ものタンパク質成分が分泌されます。各種成長因子や免疫調整因子など、サイトカインと呼ばれる細胞活性に重要な働きをする情報伝達物質も豊富に含んでいるのが特徴です。この栄養満タンの上澄み液のことを幹細胞培養上清液*といいます。

幹細胞そのものを入れられれば(移植できれば)、そこからサイトカインは産生され続けるわけですが、培養上清液の場合は一発ドーン!のイメージですね。  

わたくし、今回入門編としてヒト臍帯幹細胞培養上清液の局所投与を体験してみましたのでご報告。
  

音響振動を皮膚表面に適用すると、皮膚微小循環の血液量が増加することが知られております。近赤外光照射では、血中の赤血球から一酸化窒素(NO)が遊離し、それが血管の周りの平滑筋を遅延させ、血管を拡張させます。

ここで使用する医療機器はこの音響振動近赤外光照射のダブル効果で血行促進させ、さらにメーカー規定の導入薬剤を使う場合は、約5分ほどで皮膚の真皮層まで有効成分を浸透させるそうです。他に血管内のNOが増え、細胞のエンジンともいわれNOを燃料にしているミトコンドリアを活性化させるといいます。


クリニックでは、この機器を再生医療分野での肌再生と、薄毛の発毛に適応しております。

まずは単純に音響振動と近赤外光照射のみで結構促進作用を確認。続けると肩こりが緩和され、頭皮も柔らかくなるのだとか。

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次に培養上清液を使用しての手技。針などを使わないので痛みは全くなく、振動による低い音響がアルファ波優位にさせるというか、そのうちに眠気に襲われます。これは手技をしている方も同じようで、ぼーっと心地よくなるのだそうです。

 

ちなみにクリニックで使用する培養幹細胞上清液ですが、輸入ではなく、国内CPC (Cell Processing Center)で精製、凝縮され、厳しく管理されたものです。


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さて、ここで実際の薄毛の患者さん(男性:50代)の例をご本人の許可をとって掲載します。


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ビフォワ、アフター、集中治療約一ヶ月でこの効果。週一回ずつ計4回(脂肪幹細胞2回、臍帯幹細胞2回)の局所導入と、一回のヒト脂肪幹細胞培養上清液全身投与をなさってます。
発毛だけでなく、白髪までここまで改善するとは! おそらく発毛速度も早くなっているのかもしれません。


また別の患者さん(男性:50代)は、ヒト脂肪幹細胞培養上清液全身投与一回を受け、投与後約二週間くらいして毎朝ME(モーニングエレクション)がすごい、と自覚なさりはじめました。実際に昨年末に検査した時は遊離テストステロン値8pg/ml以下でしたが、投与後、なんと20pg/ml以上、(青年レベル)にまで上昇なさいました。精神的にも若返り、肌もよりツヤツヤに、と大満足なさってます。

全身投与を受けた患者さんが多く語るのは、男性の場合ED改善、男女共通で肌の張りの改善、疲労回復促進、良質の睡眠、髪や爪の伸びる速度アップ、素早い創傷治癒などです。
効果に個人差はあるでしょうが、今後できる限りエビデンスをとっていきたいと思います。わたくし個人の局所療法実感、全身投与のトライは次なる機会に。(╹◡╹)/


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