みなさま。新年、明けましておめでとうございます。

 

1

1

 年越しといえば、月の砂漠の金字塔!?スケール感が桁違いのドバイ!……ということで、念願のドバイでNew Yearを過ごしてまいりました。この年越しショーのために100万人が集まるとか。


1
 

 大晦日のガラディナーの値段も抜きん出てます。ちょっとした雰囲気いいレストランでしたら一人5万、眺望が良かったりしますと一人最低10万円からなんてフツーなんです。


1
 

 今回、バージカリファのカウントダウンは恒例の側面から吹き出すタイプの大胆不敵な花火ではなく、レーザー&LEDのショーになるとのことでした。花火観戦したいのなら、海辺のマリーナあたりか、クルージングでとなります。それぞれだいぶ離れておりますので、両方一緒に、は難しい。

 
2

5


 バージカリファのショーを噴水(最高ビル50階分の高さ)つきで観たいのなら、その何時間も前からトイレも我慢して場所取りをしなくてはいけませんし、帰りは地獄の大渋滞、人ごみの大行進、タクシー争奪戦がもれなくついてくるとのこと。海辺やクルーザーでの花火観覧の場合は、水分制限こそ必要ないかもしれませんが、やはり帰り、ホテルまで人や車の大渋滞は必須です。

 もちろんん十万ん百万で、最高級ホテルの一室やレストランの特等席をリザーブ、あるいは優雅な宿泊つきクルージングができる富豪やセレブたちは、そんな心配は無用です。

 

 鼻セレブの私は、バージカリファが(チラっと)見え、マリーナの花火も(彼方に)見えるという、絶妙(微妙)なロケーションのホテルに宿泊していたため、そこの最上階のレストラン&バーでコスパのいい、楽チンニューイヤーを迎えるはずでした......

 

5
 

 ちなみにバージカリファのあるこの地区、ダウンタウンと言うのですが、既存の“ダウンタウン”の概念は全く当てはまりません。モールの敷地内にこそ人は溢れてますが、街並みの中を歩いている人を殆ど見かけません。ゴーストタウンと言われても不思議ではない。高層ビル群が屹立し、漂う乾いた砂漠の空気感がまさに“アーティフィシャル”“無機質”なのです。非常に印象的でした。


1
 

 A HAPPY NEW YEAR!!


5
 

 一番凄かったのは車車車の大渋滞。これは本当にやばいレベル。

 

 宴の後はエレベータを降りるだけ、こりは楽々。楽しい年越しだったわ。部屋に戻ってホッと一息。お風呂を沸かし、バスタブに入ろうと化粧を半分落としていたまさにその時です。

“ヴィーン!ヴィーン!ヴィーン!5階で火災発生!火災発生!エレベーターは使用できません。非常階段を使って大至急避難してください!”

 

 2年前でしたかしら。カウントダウン数時間前にバージカリファのすぐ近くのジアドレスダウンタウンドバイが大火災になりました。

 ドバイでホテルの火事。記憶に新しい。これはありえる。とってもあり得る!

 とにかく手近にあったシャツとジーパンを履き、macとパスポートを投げ入れたトートバックを抱え、つっかけ姿で部屋を飛び出しました。この間、数分だったと思います。すでに非常階段は人で連なっております。

 

 火災が発生しているという5階まで降りたところで、スタッフと思しき人が“これは警報装置が過敏反応しただけです。火災の心配はないと思います。多分...” それほんと? なんとなく自信なさげだし。とにかく一階まで避難することにしました。
 地上階で一旦外に出た時には本当にホッとしました。そして誘導されるままエントランスホールへ。耳付きカチューシャにミニスカートなどパーティコスプレをしている人たち、バスローブにビーサンにリュックをしょっている男性、腕にすっかり寝入った子供を抱えている心配そうな親たちなどですでに溢れかえっております。中には裸足の人もいました。私は半分すっぴんで参戦。

 

 結局“誤作動”というのがはっきりし、再開したエレベーターで部屋に戻ったわけですが、新年早々、サプライズにエクササイズにメメントモリ。貴重な経験をいたしました。何事もなく、めでたい。新年早々本当にめでたい。やばいドバイが教えてくれました。

 
2


 というわけで、皆様の心穏やかで健やかな一年をお祈りします! 今年もどうぞよろしくお願いします。