「カンボジアの郵便事情は最悪だ」と噂に聞いていました。日本はともかく「フランスと比べてどうなんだろう?」の思いでした。
EMS(国際スピード郵便)だって局留めになるという話だったのです。――フランスは、家で待機していても不在通知が投げ込まれるんですよ!
といったわけで、どこへ行くのにもスマホを握って、クメール訛りの英語を聞き取る用意を整えていたのです。
ところがあに計らん、中3日で無事に住まいに届いたのでした。この数ヶ月で飛躍的に改善されたのかしら。そんなことってアルのと思ったんですが、ともあれ祝着でメデタイ。今回の勝負はカンボジアの勝ちとなりました。
日本から届いたものは、6月22日に発売される『
フランスの教育・子育てから学ぶ
人生に消しゴムを使わない生き方』
の見本刷りでした。日本経済新聞出版社さんからの刊行です。
郵便事情がそうであったように、「いつだってフランスが最高!」なんて、どこにも書いていません。だけど、日本とは違うこともあるし、よその国とだって違います。
だから、世界の多様性を知ることはいいことです。ものの見方や生き方が、ちょっとは考えさせられるものです。
現代とはいえ、まだまだ女性の生きていくことは悪路難路が続いています。「生きづらいな」思っているあなた。あなただけじゃありませんよ。
そんな女性の方に手にとっていただければいいなと思います――わたくし、女性というだけで依怙贔屓しますので。