わたくし梅雨未だ明けぬ東京でしっぽり濡れそぼりながら毎日外回り営業をしております。ちょっとさぶ~。ちなみに曇り空でもお肌に大敵な紫外線A波は容赦なく降り注いでいるので、紫外線対策には油断召されぬよう。日照時間も一年で一番長い時です。でも雨の時こそセンシュアルな出で立ちはとても大事、街並みに合わせ軽くレインコートを羽織るのもいいし、背筋を伸ばして歩けば目線も上がり意識もちょっとは高揚。でも滑らぬようにお気をつけて。
うってかわって今のパリ、陽炎立ち上る炎暑に突入したかの如く連日30度越えとのこと。立地だけはリッチな、セーヌ(ノートルダム寺院)近くの空調なしのボロアパルトマンで留守番している息子たちからは、うだる暑さに悲鳴のメールが届きました。
あら、帰国した6月中旬のパリは、ジャケット着てちょうどいいくらいのまだ肌寒い陽気だったのに。暦が変わったのね......寒い時には“早く暑くなればよいのに”、暑くなればなったで“早く寒くなればよいのに”。他の動物は天気に文句も云わずに暮らしておりますが、誠に人間はワガママな生き物です。
さて、冒頭のショットは家の近くのセーヌ河岸の橋で見かけたシニアカップル。ですが、なかなか素敵でしょう? カップル文化が根付いているフランスでは、夫婦で普通に歩く時でも、温もりと時に労りの気持ちを持って触れ合うことは 自然なこと。スキンシップって幾つになってもとても大事です。医学的には、オキシトシンというお互いの愛情をより強固にするホルモンが分泌される大事な「いとなみ」です。
そんな“アムールの街”の、成熟したカップル文化を惜しげもなく皆様にお伝えするために、わたくし、セーヌに棲息する福々とした母、“マナティ”(manatee)というキャラを拵えて、センシュアル美容(日本語で「官能美容」と名付けましたの)、アート、カルチャーなどもてんこ盛りにしたコラムを某女性週刊誌に連載することになりました。ただいま面白アーティクルを多産中。近日デビューしますので応援くださいね。