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自然派コスメをレポートする仕事で、パリに散在する専門店の陳列棚をしげしげ眺めていたところ、“Detox”(デトックス→浄化、毒素排出)と明記されているコスメがたくさんありました。
 肌に不要なものはなるべく体内に入れない、もしも入ったら新陳代謝をあげてデトックス、といったコンセプトのものが多いようです。このあたりはナチュラル系コスメとよく馴染みますね。ですが、コスメで果たしてデトックスができるものか、いまいちど考えてみるべきかもしれません。ちなみにフランス人は日常的にハーブティを飲んだり、根菜の料理で滋養強壮など、フィトテラピー(植物療法)の方法を慣習的に取り入れております。




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わたくし、もともと土地のパワースポットに建てられた“教会”(日本でしたら神社仏閣)を訪れるのは大好きなのですが、パリでのお気に入りはこちら。当ブログでも度々取り上げております が、ボンマルシェの隣にある“不思議のメダイ教会”です。

男性的なカソリックの重厚さとはうってかわって、マリア信仰の女性的優しさに溢れたホワイト&ブルーの美しい配色なのです。


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その澄んだ空気感の中に身を置くと、わたくし自身は無宗教(でもおおいなるものへの信仰と崇敬があります)ではありますが、マリアさまの慈愛に満ちたお姿と心優しき人々の祈りのパワーに圧倒されて、いつも目頭が熱くなります。

 

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奇岩に祈願!

 

そこで思い出したのがバルセロナ近郊のモンセラット。鋸山といわれ、ガウディもインスパイヤーされたという岩山の麓の修道院にある黒いマリアさまの像です。こちらのマリアさまの一部を触れると一願が叶うといわれています。静謐で優しいお顔立ちには心が洗われる思いがしました。

 

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アベマリアの道

そんな訳で、わたくし、心の澱がたまってきた頃合いや、ふとチャンスがある度に、教会の聖堂や神社仏閣を訪れ“精神のデトックス”を励行しているのです。
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