酵素栄養学‥‥って大袈裟な |  醗酵食で自然体に生きる                   埼玉の醗酵仙人 菌坊      

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自然に任せ、与えられた生命を大切に細く長く、「名もなく、貧しく、つつましく、そして美しく」120歳健康体を願い発酵食をベースにワンコいちごとの長寿食生活について語る。
主なテーマ
酵素、、醗酵食品全般、乳酸菌、栄養、美容、長寿、クラフトコスメ、犬ごはん

酵素栄養学に伴う食物酵素については未だブームになっているんでしようか?数年前に酵素なんて意味ないよという記事を3回ほと記したと思いますが、つい最近、そして先月位に2件程の酵素についてのお話しのコメントがあり、まだまだ酵素人気は続いているのでしょうね。

そこでまた酵素について違う視線で再度記述していきたいと思います。長文になってしまいますのでその辺り覚悟してお読みになってくださいね。

人体が形成される最初の一歩は受精卵の単細胞です。受精卵は母方遺伝子、父方遺伝子(DNA)を双方から片側の遺伝子を受け取りXの形をした1つのDNA(遺伝子)が構成された単細胞が出来上がりますます。塩基量(遺伝子基本情報量)として計算では母型32億個、父方32億個=64億個の遺伝子基本情報量になるのですが、同種の遺伝子であることから64億個ではなく32億個の塩基数(遺伝子情報記録数になります。この情報量の中には過去の類人猿以前から進化した情報などが書き込まれています。そして今も、自分の意志とは無関係に遺伝子情報に従い子孫永続のため生き続けるための、蛋白質合成、酵素合成身体の必要な各部形成などしていくことが出来ます。爪が生えてくるなども遺伝子情報によるものです。当然1個の受精卵が細胞分裂により最終五体満足の赤ちゃんが構成されるのもDNAの遺伝子情報のおかげです。

チョツト余談になりますが、

遺伝子の情報記録数32億と言われていますが、実は現代人はその

10%程しかその情報を利用していません。即ち90%ガスイッチOFFの状態です。チョット前にサーチュイン遺伝子が話題になりました。このスイッチを目覚めさせONにすると、不老長寿の一端が叶うと。即ち、小食対応すると過去の飢餓時代の記憶が働き、無意識にでもその遺伝子情報がONになって自然と働き、生き抜ける体質となっていける訳です。太古振り返ってネアンルター人の進化から今まで膨大な量の遺伝子情報が書き込まれています。その間には温暖、氷河期何回もくりかえされてきました。食材も豊富でない時期もあり、木の実だでけで生存を続けて来た時代もあり、マンモスなどの肉だけを食料として補給してきた時代もあります。だから良くないといっている糖質ゼロでも全然生存に危機を与える物ではないと思います。当然当時毎日マンモスが狩猟で得られるということは無かったでしょう。そして、次のマンモスが得られるチャンスは1週間~10日後かも、その間は空腹をこらえマンモスの骨の骨髄でしのぐというようなことをして少食でつないで来ていたと思います。だから糖質0でも、肉だけでも遺伝子情報にスイッチが入り、問題なく過ごせるでしょう。但しいくらでも肉を食べても良いというのは、そういう情報はないので、それらを続けていると、生命の危機が訪れるでしょう。

現代栄養学でカロリー量や各種栄養素の量などが定められています。そして食のカタヨリなく食べることが勧められています。でも過去の遺伝子情報から察すればこんなことどうでも良いということですよね。

逆の米だけの生活でもいけるということ。食べ過ぎだけしなければ。米よりも小麦ならモット現実的になるでしようね。アミノ酸スコアそれ程気にする必要はないと思います。アミノ酸スコア、良質のタンパク質をと肉を多食し余計な物まで蓄積しまうハメに陥りますよ。動物性タンパクを言うのであれば、鶏卵をお勧めします。脂肪も少ないし、含硫アミノ酸も多いし。それより鯖の水煮はどう?そうですねDHAもとれるしね・・・しかしホモシステインを産生してしまうメチオニンが数倍なんで、毎日鯖缶なんて止めた方が良いでしょう。毎日食べるなら鶏卵に限ります。更にはにジャンクフードだけでも、朝昼晩好きなインスタントラーメンだけでも、飛躍しすぎでしょうか。そうかも知れません。でも逆に現代栄養学の方も飛躍しているという見方も出来ませんか?

主悪の根源は食べ過ぎにあり。あ~お腹膨れた。これを毎日毎日積み重ねるのはもう食べ過ぎなんです。

私事でありますが昨日の体重が56kgを切りました。また体重減になりつつありまます。

チト横道にズレましたが。五体満足の赤ちゃんにもどります。

生まれた乳児はその後。細胞分裂により骨格筋肉も成長し、成人となって、総細胞数60兆個で安定し、以降は新陳代謝により細胞が入れ替わることになります。そこで、例えばですが、胃の細胞と指先にある細胞は全く同じ細胞で、最初に出来上がった受精卵そのものです。しかし、指先辺りの細胞は、爪を作ったり、甘爪を作ったり、爪半月をつくったり、胃にある細胞は胃粘膜作ったり、胃酸を作ったり、消化運動するための筋肉をつくったりと、同じ細胞でありながら、働きはまちまちです。これは先に示した各細胞の遺伝子情報のスイッチONの場所が異なり、それにより同じ細胞が生存により必要なものを、分担しあって作り上げている訳です。そしてそれら生存に必要なのを作り上げるのは、細胞内に内臓されいいる酵素の仕事なのです。つめを作り出す細胞は、DNAの爪を作る遺伝子がONになっている訳で、いわば爪を作る設計図の遺伝子がONになって、その設計図を細胞内のRNAが受け取り、細胞内酵素に伝えます。細胞内酵素は血液から流れてくる栄養素から選りすぐって、設計図通りの爪を作り上げていくことになります。そして細胞内にある酵素は場所によって夫々異質のものを作り上げ、また体内で必要となる酵素も多く作り上作られげています。そう酵素が酵素を作り上げています。消化酵素もそうですし、活性酸素を取り除くといわれているSODも同じく酵素です。実際に人間体内で使われている酵素には5000種以上あることが認められており、まだまだ見つかっていない酵素も多くあると言われています。このように、人体60兆個の細胞内には漏れなく酵素が内臓されているということ。

しかし老化というものがあります・・・・各細胞はあった細胞をコピーして新たな細胞を入れ替え古い細胞を廃棄しています。加齢により何回もコピーしていく内にDNAなどに傷がつき若い頃と同じような働きが出来なくなったりします。具体例を上げれば白髪です。髪に金、赤黒の色素も作っていかなければなりませんが、髪幹細胞のDNAが傷つき損傷しメラニンや色素も合成し、供給することが叶わず白髪となってしまう訳です。

以上遺伝子など全くのド素人が遺伝子という知識に浅く触れて、感じ取った内容で以上まとめていますが、当然、間違いや勘違いがあるやも知れません、これ以上遺伝子について勉強何てしたくもないので、間違いがあれば笑って許してください。

一方食物酵素を見て見ましょう。人間と同じく動植物の細胞内には酵素が在します。それを摂取すべき重要性が説かれており、食物酵素を失活させないように、60℃以下の温度での調理が勧められたりしています。人間同様に肉系にはひずめを作る酵素、体毛、鋭い爪を作る・・・植物に於いては茎を作る酵素、葉、枝、根、花、種、光合成で糖を作る、カロテノイド、ポリフェノールを作る酵素などがあります。まあこれらも動植物も含めて25000種の酵素があると言われています。こうした酵素を摂っても人体にどのように利用されるのでしょう?60兆個の細胞には既に役割に合った酵素が配備されています。酵素補充の必要もありません。ましてや遺伝子情報も違う異性体の花を咲かせる酵素など摂っても、酵素としての利用価値はゼロです。せいぜい胃酸で失活し酵素の働きはなくなり、人体の分解酵素で分解吸収されるだけで、酵素としての意義はなくなります。だから60℃加熱調理なんて全く意味がない訳です。

皆さんの酵素の説明を要約すると・・・・

酵素は心臓一つ動かすにも酵素が必要で例えば物を右手で取ろうという動きにも酵素がかかわっており酵素は無くてはならない存在で非常に大切なものである。

そして酵素には代謝酵素、体内酵素、消化酵素がある。・・・・・

以上を酵素栄養学として確立されている・・・・・と

そして具体的な説明となると、消化酵素の話しかない。オイオイ代謝酵素、体内酵素の話は何処に行ったの心臓を動かす酵素については・・・?日本のドクターS氏、T氏も書籍なども出版されていますが、まあ1冊しか読んでいないですが、バカらしくて、読み終えて即ゴミ箱行きとなりタイトルも覚えていませんが、その両氏ともどうも消化酵素のことしか記されていない様に思います。

先にも記していますが体内で働く酵素は5000種を超えているんです。数種の消化酵素の話だけ、それを持って酵素栄養学?チョット大袈裟じゃないでしょうか?酵素自体栄養素でもなんでもありません。分解されて吸収されればそりゃ栄養素になりますけど、そして消化酵素の名もオカシイですね。消化は胃の仕事です。はい、分解酵素です。もっと明確ににいえば食物分解酵素と言うことになり。酵素の世界の非常に狭い分野を捉えて、酵素という一言であいまいにし煙に巻いて、酵素という大項目な名称を持ってきて定義を曖昧にし拡大解釈させようと。そして、全員が酵素は大切と意味も理解せずに、走ってしまう。また斜め目視線線から見れば先の2名のドクターも、単なる分解酵素しか述べていないのに大項目の酵素栄養学と言うからには酵素については全くの素人で分かっていないということですよね。その酵素という曖昧表現の一言で誤解をあおって、書籍などで大儲け・・・・・。
本記事に当たっては現代人は食べ過ぎ、有限酵素を使いきらないよう

節約する意味でも消化酵素摂取が大切でしょうというような内容のコメントを頂いたので、今記している訳ですが、

あのね・・・食物を吸収するには手順があります。

◎咀嚼・・・唾液中に含むアミラーゼでんぷんの一部を麦芽糖に→唾液中のマルターゼが、単糖(ブドウ糖と果糖)に分解

◎消化・・・もっぱら胃の仕事。胃液と消化酵素ペプシン(消化酵素)を分泌し蠕動・攪拌運動を行い消化し泥状にします

◎分解・・・膵液、胆汁が分泌、分解は腸でも継続

◎吸収・・・更に腸液により、仕上げの分解によって吸収

以上の手順なんで消化あってこその後の消化酵素が有効に働きます。経口摂取しても意味ありません。胃酸で失活してしまいます。

肉の上にパイナップルを於いてドンだけ肉が分解されますか?ということです。

T氏が良く言われるのは酵素(消化酵素)は有限のため節約する必要があり、自ら大根下しを毎日食べて酵素の節約を図っていると。

はいはい・・・ご飯と大根下し一緒に食べます。そしたら、今大根下しが口に入ったから、膵臓がアミラーゼの分泌を減らそうという動きをするとでもいうのでしょうか?そんなシステム聞いたこともない。膵臓にそんな能力はないでしょう。そしてそれが胃に入って失活。消化酵素は御破算で願いましては・・・・即ちゼロになります。大根下し食べて消化酵素の節約なんてなるものではありません。

唾液にアミラーゼが何故含まれているのでしょう?何故タンパク分解酵素のプロテアーゼは含まれていないの?

唾液にはアミラーゼが必要なんです。事前消化という人もいますが、事前消化なら分解までに時間がかかる、プロテアーゼの方が必要でしょうが、含まれていません。消化器のシステム上アミラーゼが必要なんです。炭水化物と唾液中のアミラーゼを咀嚼すると、澱粉の一部を麦芽糖に分解します。また唾液にはマルターゼも含まれており、麦芽糖を単糖に分解してしまいます。即ち、ブドウ糖と果糖に。ブドウ糖等は水に溶けます。そうした水溶液の一部は胃の消化を逃れて、先に腸まで直行し先回りします。それにより腸が食事が始まったと感知し、膵臓や胆嚢、腸全体にも分解酵素の事前準備し、食道から腸までの蠕動運動も活発になりだします。そうした準備が必要なため、アミラーゼやマルターゼが必要最低限必要なんです。だから大根のアミラーゼが必要?いいえ必要はありません。唾液に含まれる量で充分です。別途アミラーゼ摂取なんて不要そのものです。

 

なんで食物酵素が必要なんでしょう?前記で記したように経口摂取しても胃酸で失活します。人体60兆個の細胞中には酵素が既に配備されています。当然膵臓、肝臓、腸細胞にも酵素が配置し、各分解酵素を産生してくれています。植物の酵素を摂って、何処に配備しようというのですか?体内どこにも行きようがありません。体内に酵素は整っていますから。遺伝子情報も違う、分子構造も違う異生物の酵素を人体で使いようがありません。しかし、大根などは多くの分解酵素を含んでいるのは確かです。でもそれは消化の後に供与されなくては意味がありません。

消化)酵素は有限であり、人夫々産生量が決まっており、その量を使い果たした段階で、生命維持できず死にいたってしまう。・・・だって

ホント笑えるよね。今まで酵素欠乏症が死因であるなんて聞いたこともありませんよね。ホント思い込みでしかなく、それに対しての根拠理論展開すら何も記されていません。単なる思い込み。生きている限り肝臓、すい臓、腸も分解酵素は産生してくれます。

たった消化酵素だけなのに酵素栄養学なんて名称をつけんなということ。そして全てがお偉い先生?方の思い込み、都合の良い想像だけで面白おかしく記述した酵素栄養学というもの科学でもなんでもありません。そうした方々の妄想で綴った分解酵素文学でしかありません。

食物酵素を摂ってどう働くのか見当がつきません。酵素摂取の意味意義があるものではないでしょう。

酵素より補酵素ね。60兆個の細胞ないの酵素の働きを活性させるビタミンB群、マグネシウム、亜鉛、CoQ-10などを不足させない事。