夕食の摂り方3 |  醗酵食で自然体に生きる                   埼玉の醗酵仙人 菌坊      

 醗酵食で自然体に生きる                   埼玉の醗酵仙人 菌坊      

自然に任せ、与えられた生命を大切に細く長く、「名もなく、貧しく、つつましく、そして美しく」120歳健康体を願い発酵食をベースにワンコいちごとの長寿食生活について語る。
主なテーマ
酵素、、醗酵食品全般、乳酸菌、栄養、美容、長寿、クラフトコスメ、犬ごはん

昨日摂取すべき栄養素としてメインに補酵素を羅列しました。菌坊のブログを以前から閲覧されている方は充分ご存じでしょうが、最近閲覧始められた方にはピンとこない所ではないでしょうか?
そこで補酵素について簡単に説明を加えておきます。
世間では酵素、酵素とダイエットにも健康にも有効であると高価な食品が有り余るほど満ち溢れています。最初に言っておきます。酵素を摂取しても胃酸で失活してしまいますから、ダイエット、健康には効力の発揮は望めず摂取すること自体無意味です。ダイエットに酵素食品? どう考えても酵素食品にダイエットの要素が含まれているとは考えられません。健康体に必用なのは補酵素です。毎日の食事で補酵素を充分に補うことが大切です。かと言って特別の食材など揃える必用はありません。毎日バランスの取れた食事をしていれば補酵素は充分に補えます。
但し、加工品や加工調味料、外食、コンビニ弁当などばかり食べていると補酵素を充分に補うことが出来ません。是非家ごはんで補酵素の充実を図ってください。
さて、補酵素の重要性についてです。
人体には60兆個の細胞が備わっておりその細胞1つ1つに酵素が備わっています。これを体内酵素と言います。この酵素は血液に乗って運ばれてくる栄養素を細胞内に取り込み生命維持に必要な物質を合成し細胞外に放出し、また同じ栄養素を取り込み放出を繰り返します。放出された合成物はまた違う細胞に撮り込まれ更に合成が加えられ放出され、これらの繰り返しにより生命維持に必用な複雑な成分まで作りだされ必用部位に取り込まれ利用されます。
まずここまでで分かることですが、良く言われています年齢と共に体内酵素が減少するとか潜在酵素説とか言って生命維持で利用される酵素量が各人決まっていて、それを消費したら生命が絶えるなどと何の根拠もなく単なる妄想じみたことが平然と言われています。でも以上の体内酵素の働きを理解すれば、体内酵素は消費される訳ではありません。細胞が死んで代謝で剥がれ落ちるまで酵素は健在に働きます。当然細胞分裂で出来上がった細胞には酵素は備わっています。従って体内酵素が不足すること自体皆無です。だから酵素補給などする必用はなく、酵素を取ったとしても胃で失活しますから酵素補給なんて不可能です。
ただ酵素の中には消化分解酵素があります。唾液、胃液、膵液、胆汁、腸液に含まれる多種の酵素です。これは各個人体調に合わせ過不足はあるでしょう。不足気味であれば食物の消化分解がおろそかになり食物からの栄養吸収がとどこおることは間違いないでしょう。でも各臓器で分泌される酵素液はその臓器の体内細胞の体内酵素が作り出しています。消化分解酵素の分泌が少ないということはその臓器の体内酵素が活性していないということです。解決策として酵素を摂りましょう?  いいえ酵素を摂っても意味がないことはもう認識されていると思います。解決策はその体内酵素を活性化させることです。その方法はただ1つ補酵素を不足なく補うことです。
すなわち補酵素は体内酵素が体内必用成分の合成に働く時にその働きを補助します。すなわち補酵素が充足すれば体内酵素も活性し体内の必用成分の合成も不足なく補ってくれるでしょう。
こういうことから身体が作られる就寝時に補酵素が不足しないように夕食時にしっかり補充する必要性をお伝えしたところです。