昨日12月6日は夕方より栃木県宇都宮市内で
第33回栃木県スポーツ医学研究会が開催されました。
講演1が多くのオリンピアンやあの岡田監督のメンタルトレーニング、そして「メンタルタフネス」の翻訳でも有名な
福島大学の白石豊先生による
~スポーツのメンタルトレーニング~「本番に強くなる」
そして講演2が私の
「アンチエイジングと外来での運動指導のポイント」
という内容で、医師とスポーツ指導者向けのセミナーでした。
以前よりある選手やトレーナーから白石先生の話を伺っていたので
お会いしてお話を聴くのを楽しみにしていましたが、
予想通り、素晴らしいご講演でした。
先生のお話の中で印象深かったお話を一つご紹介します。
本番に強くなり、目標を達成するために必要なものの一つに
「リミッティング ビリーフ」から脱却する
ということがあります。
それは自分や自分たちを制限している間違った思い込みをはずす、ということです。
子供が夢を語ったとき、例えば
「僕プロ野球選手になりたい!」といったときに
「そんなの無理に決まってる」とか「お前、誰の子だと思ってるんだ」
と言って子供の可能性を制限する親が日本には多い、と。
同様に、選手が目標を立てたときに「無謀だ」という親やコーチも、です。
そんな心ない大人や周囲の言葉が自然とその人の可能性を小さく小さくしていくのです。
だから大人は子供が大きな夢を持てるように上手に言葉をかけなさい、というお話でした。
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これには、私自身に強く思い当たることがありました。
私が一冊目のDVD付きの本を2年前に出したときに
周囲の多くが
「どうせ売れる訳がない」
「出版なんで厳しい世界だから売ろうなんて思うな」と言いました。
それは過剰な期待を私にさせないための優しさだったのかもしれません。
でもその中で、唯一父だけは
「格子の本はとっても素晴らしいよ。きっと今にベストセラーになるよ」
といってくれたのでした。
周りはあきれて「お父さんみたいなおめでたい親ばかはいない」と言いましたが、
父のそのときの言葉は私に大きな自信を与えてくれました。
だって、小さい頃から父が「できる」、ということは必ず現実になるのですから。
もしかして今の自分があるのは、小さい頃から
こうした父の言葉のおかげなのかも、と思いました。
そして・・・・それを思い出したときに少しだけ涙が出てきちゃいました。
みなさんはどうですか?
何歳になっても、夢と希望をもって生きていきたいですね。