2022年9月29日更新

ASDの長男を持つ父親で、東京品川の高輪台で発達障害のお子さんとそのご家族のためのアイデス・クリニックと、児童発達支援・放課後等デイサービス「キッズプレイスたかなわだい」「キッズプレイスたかなわだいⅡ」を運営している医師でもあります。

 

現在自分が行なっている発達障害の児童へ統合的発達サポートシステムの紹介や、日常のことや、発達障害のお子さんを持つ親御さんたちに有益な情報の提供を行なっていく予定です。どうぞよろしくお願いします。

 

漫画の話#96 リエゾン-こどものこころ診療所-#102起立性調節障害④

 

リエゾンの新章④の感想です。今回は、起立性障害により朝からの投稿が困難な大知くんが中心となったお話です。

 

今回のテーマは大知くんの起立性調節障害という身体的な問題と中学校での彼が受けているいじめの問題です。いじめの契機としては、大知くんが起立性調節障害による朝学校へ行くことが困難な状態から発生していると考えられます

 

今回は、大知くんのいじめ問題解決のために、お母さんが中学校で先生と面談するところから始ります。先生の対応は中庸な感んじでとてもリアルだと思います。ただそこが、逆に大知くんとお母さん等の問題解決を難しくしているかもしれません。

 

シーンが変わり、佐山クリニックの外食シーンへ変わります。(基本的にリエゾンは、コロナとは関係無い世界線のようなのでこんな感じでスタッフと食事を共にできるなんて羨ましく思います。)

 

食事中の会話で、いじめの認知件数が上昇していることや志保先生がいじめを受けた子供等へどのような言葉をかけたら良いのかと真剣に悩むところが描写されています。この問題はとても難しくて、その時その時のお子さんに置かれている状況で全く違います。基本的にに逃げても良いし、休んでも良いと自分も思いますが、どのように逃げるのか?どのように休むのか?そして、それを子供に理解しやすく、かららの自己肯定感や自己効力感を落とさずに伝えるのか?ということでかなり難しいと自分も考えています。

基本的に絶対的な正解はなく、その時の状況に合わせて最適解を作るしかないと思っています。

 

佐山クリニックのメンバーの会話シーンを読みながら、飲みながらこのような診療のことを最後に話したのはいつ頃だろうかと感慨ぶかいものがあります。

 

最後のシーンに映りますが、大知くんのお母さんが、彼の同級生の親に電話をしているシーンになります。このシーンは、お母さんの必死さと同級生の親御さんの認識の違いの大きさがあり、読んでいて苦しくなってきます。

 

そしてお母さんの必死さが胸に刺さります。

今回のリエゾンは、彼の身体的問題の解決といじめ問題をどのように解決していくのが大変興味があります。(あとお母さんも結構一杯一杯みたいなんで、何らかのフォローが必要と考えます。)

 

 

それではまた次回

 

マリヤ・クリニックの柏崎先生と共著で本を出しました。

発達障害の内科的治療の手引

 https://www.amazon.co.jp/dp/4904198085/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_7M952RHMGGS133RM2F4Q

 

本の紹介動画です。よければチャンネル登録をお願いします。

https://youtu.be/3NTsFLiNdS4

 

併設施設の児童発達支援・放課後等デイサービス キッズプレイスたかなわだいで提供しているおやつのレシピ動画です。こちらもよければチャンネル登録をお願いします。

https://youtu.be/MAHY4_0QfN0

 

 

 

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IDSS: Integrative Developmental Support System

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クリニックが取材された本が出版されました。

発達障害に対して栄養療法などの治療を行なっている7人の医師のインタビューと、それに対して国立精神・神経医療研究センター病院の功刀浩先生がコメントされています。この手の本では、客観的視野に立った今までになかった本だと思います。

 

「発達障害 食事・栄養・キレーション療法をご存じですか?」

https://www.amazon.co.jp/発達障害-食事・栄養・キレーション療法をご存じですか-樋田-毅/dp/490497929X/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=カタカナ&dchild=1&keywords=発達障害+キレーション&qid=1586493248&sr=8-1

生化学的検査:尿中有機酸検査、尿中ペプチド検査、毛髪ミネラル検査、血液検査、その他

生化学的治療:食事療法、栄養療法、腸内環境整備、キレーション療法等

 

免責事項

当ブログにおいては、可能な限り正確な情報を掲載するように努めています。

しかし、新たな医療上の発見や診断分類の策定などによって、情報が古くなることもあります。そのため必ずしも正確性を保証するものではありません。

また、患者さん個人により状況は千差万別であり、安全性を保証するものではありません。

注意事項

発達障害の治療に関しての様々な情報がインターネットなどで散見されます。その中には、極端や食事療法や薬剤の使用等などもあります。現在、当院で行っている生化学的治療は、患者個人に合わせたサプリメントの調整や、環境調整やSST、PT等も含めた生活全体に対しての包括的な指導を行うことで、その治療効果を得ています。ですから、生化学的治療を行う場合は必ず専門家の指示に従ってください。

自己流での治療や、インターネットサイトなどの医療関係者以外が提供する治療を行った場合は、有害事象が発生する危険性もありますので注意が必要です。また、お子さんのことなどで疑問に思うことはかかりつけの医師にご相談ください。

治療研究や外来対応が多忙を極め、現在個別でのメッセンジャー等での質問対応は行っておりませんのでご了承ください。ただ今後、みなさまに有益な情報をHP等でお伝えしていく予定です。メルマガも平成31年3月から開始しておりこちらにも、情報提供を行っておりますのでどうぞよろしくお願いします。

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