2020年6月24日更新

 

ASDの長男を持つ父親で、東京品川の高輪台で発達障害のお子さんとそのご家族のためのアイデス・クリニックと、児童発達支援・放課後デイサービス「キッズプレイスたかなわだい」を運営している医師でもあります。

 

現在自分が行なっている発達障害の児童へ統合的発達サポートシステムの紹介や、日常のことや、発達障害のお子さんを持つ親御さんたちに有益な情報の提供を行なっていく予定です。どうぞよろしくお願いします。

 

#漫画の話その15 リエゾン-こどものこころ診療所-単行本①

 

ついにリエゾンの単行本が発売されました。

毎週木曜日のモーニングを楽しみにしてリアルタイムに本作を読んでいました。単行本で、まとめて読める日が来るのを楽しみにしていました。

こんな感じで、医療漫画を読んでいるのはシニアレジデント時代に読んでいた「ブラックジャックによろしく」以来です。

 

あの漫画が書かれていた時代の医療業界とは、今の医療業界はだいぶ変わりましたが、本質的な生老病死の悩みは変わっていません。この悩みも結局人対人の関係性に帰結していると思いますし、この人対人の関係性はこの20年でより重要視されるようになったと、自分は考えています。その結果が、緩和ケア病棟などの整備につながっていると思います。

 

発売日は書店に行く時間が取れそうもなかったので、Kindle版を入手しました。(売れて欲しいと思っている本は、基本的にリアル書店で入手する事にしています。その方が、書店員さんへの本のアピールになると思っています。)

早速ダウンロードした単行本を手にとって、じっくり第一話から読み直します。志保先生の不注意さからくる失敗の日常風景が丁寧に描かれており、今後の彼女の発達障害の診断への伏線となっています。(あまり詳しく話すとネタバレですので割愛します。)

 

その後、佐山先生の登場シーンとなりますが、これは結構衝撃的なシーンであり、自分の周りでは賛否両論でしたが自分としては、漫画的な表現として考えれば登場シーンとしては、佐山先生と志保先生の関係性とキャラクターを印象付ける意味でとても良いシーンだったと思います。(臨床ではさすがに、これはやってないと思いますが)

 

読み進めていくうちに、やっぱりこの漫画は登場人物の微細な表情によって、ストーリーの理解を深めているなと感じました。登場人物は、個性的な人物が多いですが、過剰な表現は抑えて、佐山先生と志保先生や他のスタッフの医療職として発達障害に関わるプロとしての面と、佐山先生と志保先生が発達障害の当事者としての面の両面から、今後リエゾンは展開していくと思います。

 

今後の展開が楽しみです。今回は自分用に一冊入手しましたが、クリニック用に一冊と、それと布教用に何冊か単行本を買おうかと思っています。

 

それではまた次回。

 

アイデス・クリニックツイッター

https://twitter.com/jftrsSyuj4Ui4rk

アイデス・クリニックチャンネル

https://www.youtube.com/results?search_query=アイデス・クリニック

アイデス・クリニックメルマガ

https://w.bme.jp/bm/p/f/tf.php?id=idssclinic&task=regist

アイデス・クリニック

IDSS Clinic

IDSS: Integrative Developmental Support System

URL: https://idss-clinic.com

メルマガ:https://w.bme.jp/bm/p/f/tf.php?id=idssclinic&task=regist

 

クリニックが取材された本が出版されました。

発達障害に対して栄養療法などの治療を行なっている7人の医師のインタビューと、それに対して国立精神・神経医療研究センター病院の功刀浩先生がコメントされています。この手の本では、客観的視野に立った今までになかった本だと思います。

 

「発達障害 食事・栄養・キレーション療法をご存じですか?」

https://www.amazon.co.jp/発達障害-食事・栄養・キレーション療法をご存じですか-樋田-毅/dp/490497929X/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=カタカナ&dchild=1&keywords=発達障害+キレーション&qid=1586493248&sr=8-1

 

生化学的検査:尿中有機酸検査、尿中ペプチド検査、毛髪ミネラル検査、血液検査、その他

生化学的治療:食事療法、栄養療法、腸内環境整備、キレーション療法等

 

免責事項

当ブログにおいては、可能な限り正確な情報を掲載するように努めています。

しかし、新たな医療上の発見や診断分類の策定などによって、情報が古くなることもあります。そのため必ずしも正確性を保証するものではありません。

また、患者さん個人により状況は千差万別であり、安全性を保証するものではありません。

注意事項

発達障害の治療に関しての様々な情報がインターネットなどで散見されます。その中には、極端や食事療法や薬剤の使用等などもあります。現在、当院で行っている生化学的治療は、患者個人に合わせたサプリメントの調整や、環境調整やSST、PT等も含めた生活全体に対しての包括的な指導を行うことで、その治療効果を得ています。ですから、生化学的治療を行う場合は必ず専門家の指示に従ってください。

自己流での治療や、インターネットサイトなどの医療関係者以外が提供する治療を行った場合は、有害事象が発生する危険性もありますので注意が必要です。また、お子さんのことなどで疑問に思うことはかかりつけの医師にご相談ください。

治療研究や外来対応が多忙を極め、現在個別でのメッセンジャー等での質問対応は行っておりませんのでご了承ください。ただ今後、みなさまに有益な情報をHP等でお伝えしていく予定です。メルマガも平成31年3月から開始しておりこちらにも、情報提供を行っておりますのでどうぞよろしくお願いします。

アイデス・クリニックHP:https://idss-clinic.com

クリニックメルマガhttps://w.bme.jp/bm/p/f/tf.php?id=idssclinic&task=regist