2020年6月19日更新
ASDの長男を持つ父親で、東京品川の高輪台で発達障害のお子さんとそのご家族のためのアイデス・クリニックと、児童発達支援・放課後デイサービス「キッズプレイスたかなわだい」を運営している医師でもあります。
現在自分が行なっている発達障害の児童へ統合的発達サポートシステムの紹介や、日常のことや、発達障害のお子さんを持つ親御さんたちに有益な情報の提供を行なっていく予定です。どうぞよろしくお願いします。
#漫画の話その15 リエゾン-こどものこころ診療所-#13 カミングアウト①
今回のエピソードで、志保先生の診断結果が出ることになります。WAIS-Ⅳ?(知能検査の一種です、今後別項目で説明予定)の結果をもとに、佐山先生から彼女の発達障害に関しての診断と説明がありました。(診断名はまだ出てないようです。)
彼女は、全検査IQ130と高いですが、ワーキングメモリが102と低い結果となっています。数値だけ見ると平均ですが、それぞれの能力の凸凹が彼女の様々な問題(忘れ物や仕事のミスの多さなど)を引き起こしていたということを説明されていました。
佐山先生はゲーム世界のパラメータをもとに説明しており、今度自分の外来説明用の資料を作る時のベースにしようと思います。(これができたら、ブログがどこかで出そうと思います。)
佐山先生から、診断と説明を受けた志保先生は色々と吹っ切れたような表情となり、夜はクリニックの飲み会のシーンに映りました。
ちょっとしたことですが、飲み会のシーンがいい感じのリアル感が出ていました。院長の佐山先生と、心理士と医療事務の三人の掛け合いがそれぞれのキャラクターをとてもよく表しつつ、医療関係の飲み会の感じが出ていたと思います。
(このあたり話出すと長くなるので割愛します。)
飲み会の次の日に、志保先生が以前のバイト先の人間に、自分が発達障害であることを伝えるというところで次回へと続きました。
この障害をカミングアウトすることに関しては、色々と意見が分かれると思います。今回のエピソードを読みつつ自分の考えをまとめていこうと思います。
それではまた次回。
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クリニックが取材された本が出版されました。
発達障害に対して栄養療法などの治療を行なっている7人の医師のインタビューと、それに対して国立精神・神経医療研究センター病院の功刀浩先生がコメントされています。この手の本では、客観的視野に立った今までになかった本だと思います。
「発達障害 食事・栄養・キレーション療法をご存じですか?」
https://www.amazon.co.jp/発達障害-食事・栄養・キレーション療法をご存じですか-樋田-毅/dp/490497929X/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=カタカナ&dchild=1&keywords=発達障害+キレーション&qid=1586493248&sr=8-1
生化学的検査:尿中有機酸検査、尿中ペプチド検査、毛髪ミネラル検査、血液検査、その他
生化学的治療:食事療法、栄養療法、腸内環境整備、キレーション療法等
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当ブログにおいては、可能な限り正確な情報を掲載するように努めています。
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注意事項
発達障害の治療に関しての様々な情報がインターネットなどで散見されます。その中には、極端や食事療法や薬剤の使用等などもあります。現在、当院で行っている生化学的治療は、患者個人に合わせたサプリメントの調整や、環境調整やSST、PT等も含めた生活全体に対しての包括的な指導を行うことで、その治療効果を得ています。ですから、生化学的治療を行う場合は必ず専門家の指示に従ってください。
自己流での治療や、インターネットサイトなどの医療関係者以外が提供する治療を行った場合は、有害事象が発生する危険性もありますので注意が必要です。また、お子さんのことなどで疑問に思うことはかかりつけの医師にご相談ください。
治療研究や外来対応が多忙を極め、現在個別でのメッセンジャー等での質問対応は行っておりませんのでご了承ください。ただ今後、みなさまに有益な情報をHP等でお伝えしていく予定です。メルマガも平成31年3月から開始しておりこちらにも、情報提供を行っておりますのでどうぞよろしくお願いします。
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