長男の治療を通して、学んだことや感じたことを備忘録も兼ねて書いていきます。身内の経過を報告することは、その判断や記憶に大きなバイアスが入る危険性が高いので、医療者として研究者としてあまり良いことではないでしょうが、記録をしないと治療の内容が忘れ去られてしまうので、できるだけ誠実に記載していくつもりです。

 

#たかなわだいキッズからての話その2(2020 3 3)

 

以前から計画していましたが、キッズプレイスたかなわだいで利用者やクリニック受診者を対象とした空手プログラム:たかなわだいキッズからてを今月からスタートさせました。

 昨今の状況を鑑みて、ほぼクローズドを感じてスタートしました。そのため、3月3日の第一回は、自分の長男と次男、そしてR君の3人で開始しました。

 普通の空手道場の練習では、開始の合図、道場訓etc, 準備体操、基本稽古などから色々とやっていくのが通常の流れでしょうが、このような感じだと、特性のある子供達は練習を途中で脱落してしまう可能性が高いので、師範の吉川先生たちと話あい、まず子供達に空手に触れてもらいその楽しさを知ってもらうことを目的として、子供達の様子を見ながら練習内容のプログラムを作っていくという方針としました。

 初回の練習は、まず正座、黙想、挨拶からスタートしました。そして動きの中から前屈立ち、騎馬立ちの練習をして、前蹴上げ、横蹴上げをしていきます。

自分の吉川先生の指導の補助に入っていますので、子供達と一緒に動きます。

ある程度、動いたところで最後の仕上げは、ミットに前蹴上げ、横蹴上げ、そして回し蹴りで蹴っていきます。参加者は全員、男の子ですのでやっぱり蹴ったち叩いたりする対象があると、みんなエキサイトしていました。

 その後、正座、黙想、挨拶でたかなわだいキッズからての第一回の練習を締めました。練習を通して、子供達の元気な笑顔が見れて良かったです。

 

写真は2回目の練習の時のものです。

 

 

参考文献 (運動とASDに関しての論文です)

1)Can Participation in a Community Organized Football Program Improve Social, Behavioural Functioning and Communication in Children With Autism Spectrum Disorder? A Pilot Study, J Autism Dev Disord

 2020 Feb 27[Online ahead of print]

2)The effect of six weeks of Tai Chi Chuan training on the motor skills of children with Autism Spectrum Disorder

Sarabzadeh M, et al. J Bodyw Mov Ther 2019 - Clinical Trial. PMID 31103109

                           

それではまた次回。

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先月クリニックが取材された本が出版されました。

発達障害に対して栄養療法などの治療を行なっている7人の医師のインタビューと、それに対して国立精神・神経医療研究センター病院の功刀浩先生がコメントされています。この手の本では、客観的視野に立った今までになかった本だと思います。

ご興味ある方は、一読することをお勧めします。

 

 

 

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生化学的治療:食事療法、栄養療法、腸内環境整備、キレーション療法等

 

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当ブログにおいては、可能な限り正確な情報を掲載するように努めています。

しかし、新たな医療上の発見や診断分類の策定などによって、情報が古くなることもあります。そのため必ずしも正確性を保証するものではありません。

また、患者さん個人により状況は千差万別であり、安全性を保証するものではありません。

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発達障害の治療に関しての様々な情報がインターネットなどで散見されます。その中には、極端や食事療法や薬剤の使用等などもあります。現在、当院で行っている生化学的治療は、患者個人に合わせたサプリメントの調整や、環境調整やSST、PT等も含めた生活全体に対しての包括的な指導を行うことで、その治療効果を得ています。ですから、生化学的治療を行う場合は必ず専門家の指示に従ってください。

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