先日、碧南市健康を守る会50周年記念講演会にて、

『「努力」「根性」はもう古い!最新の行動科学研究が解明する健康な生活習慣を継続する方法』

というタイトルの基調講演をさせていただきました。

 

 

2025年には、国民の4人に1人が75歳以上の後期高齢者になる日本。

 

「いかに健康寿命を延ばすか?」

が課題です。

 

健康寿命を延ばすために、不健康な生活習慣を健康なものに変え、さらにその健康行動を継続・習慣化しなくてはならないわけですが、ストレス社会に生きる現代人にとって、これが、なかなか難しい。

 

仕事・家事・子育て・介護等で忙しいときに、

「運動しましょう」

「バランスのよい食生活をおくりましょう」

といくら言われても、

「もう、わかっているって!」

と耳を閉ざしてしまいたくなりますものね。

 

 

そうした背景を理解したうえで、最近は、

「いかに、ラクに」

「いかに、自然に」

「なんなら気づかない(意識しない)うちに」

健康行動を継続的にとる方法について探る研究が増えています。

 

そこで、本講演では、そうした最新の行動科学研究を織り込みながら、健康な生活習慣を継続する方法をお伝えしました。

 

 

後半は、私の前に、本会の歴史や現状、意義についてご講演された碧南市健康を守る会会長で、元碧南市医師会長の山中寛紀先生と、フリーディスカッション。

 

 

ところで、このセッティング、ステキだと思いませんか?

まるで国民的人気長寿番組『徹子の部屋』のようなセッティングに、思わず、スキップしたくなっちゃいますね~♪

 

 

さて、話を戻しますね。

 

フリーディスカッションでは、主に、山中先生のご質問にお答えしながら、本活動の意義や価値、素晴らしさに、改めて気づいていただけたらという願いを込めながら、お話させていただきました。

 

というのも、半世紀前から、碧南市民の健康を守るために、碧南市の医師会、歯科医師会、薬剤師会、市民、行政が、集まり、力を合わせて推進している健康づくり活動「碧南市健康を守る会」は、とても貴重な「碧南市の財産」なので、健康社会学の視点からそれがどれだけ価値ある素晴らしいことなのかを、整理して、お伝えしたくて。

 

 

会場の皆様の明るい反応が嬉しかったとともに、碧南市健康を守る会の節目である、50周年記念講演会で、講演をさせていただけて光栄でした。

 

次の50年、どのように歩まれ、何を創造されていくのか、今から、楽しみです!

(近々、本当に、人生100年時代になれば、なんとか見届けられるはず♪)

 

 

■行動科学やヘルスコミュニケーションの基本的な理論や歴史等については、以下の著書をご一読くださいませ。

 

ヘルスコミュニケーション:人々を健康にするための戦略