最近、ある人が
「実は、母のことが嫌いでした」
と言いました。
その理由は、何十年も前、まだその人が子どもだったときに、母親に
「あんたは、歌が下手だね」
と言われたからだとのこと。
もうその母親は亡くなっているけれど、それでもその人は未だに、その言葉の呪縛にとらわれ、カラオケに誘われても断り続けている。
深く考えずにポロリと出てしまった、なにげない日常の言葉。
「私が、あなたのことを愛していることくらい、わかるでしょ」
「そんな深い意味はない、冗談よ」
言った側は軽く捉えてはいても、言われた側にとってその言葉が、驚くほど長期にわたって影響をもたらすこともある。
親のことが大好きであればあるほど、子どもは、親の態度や言葉にいちいち反応し、驚くほどよく覚えている。
…とはいえ、日常のことだから、子どもの歌を聞いていて、思わず
「下手だね」
と口が滑ってしまうこともあるかも…?
そんなときには、その後に必ず
「でもまぁ、そこに味があって、私は好きだけどね」
「楽しそうに歌ってていいよね」
等とポジティブワードで〆るようにしてくださいね。
あなたの日頃の言葉が、生き抜く力をつくるのです。
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